高速船の出発まで、30分ほど。
ちょうどお昼時でご飯を食べたいけれど、30分ではちょっと難しいな。
さっと鹿児島港を見た感じ、とてもキレイで、パーキングエリアに似ているかもしれない。
ご飯屋さんやお土産屋さん、展望デッキなどもあり、夜デートをするのにもいいんじゃないかな。
もっと歩いて調べてみたかったけど、時間もあまりないし船のチェックインを済ませておこう。
旅行パックの券を見せて、船の座席が記載されたチケットと交換完了。
外は暑いしこのロビーの中で待っていよう。
ふと窓から外を眺めると、目の前には鹿児島の象徴が。
あれが桜島か。
綺麗な稜線だけど、迫力がスゴイ!
噴火はしていないけれど、その迫力は街に住む人にプレッシャーを与え続けているハズだ。
お、アナウンスだ。
屋久島の宮之浦港行きの案内がされる。
これが高速船「トッピー」か。
高速船は横揺れはあまりないのだけど、縦にすごい揺れるんだよなぁ。。
。。。
。。。。。。
およそ2時間の船旅。
長かった。。
おし、屋久島に上陸。
天気は今にも雨が降り出しそうだ。
というかさっきまで降っていたようだ。
ここからは島の外周を走る路線バスに乗って、宿の近くまで向かおう。
バスに揺られること、30分。
今回泊まるところは、民宿度満点のところだ。
こじんまりした部屋がいくつかと、食堂がある。
学生時代のサークルの合宿以来の感じで、何か懐かしい。
昔懐かしい宿に違わず、オーナーの人柄が温かくてとてもいいね。
それでは4日間お世話になります。
「明日の朝食はどうします?」
朝食?
あれば食べたいけれど、明日は夜が明ける前に出発する予定だ。
「でしたらお弁当を手配しておきますよ」
ありがたい。
では、ぜひお願いします。
明日の朝食はあてができたけれど、今日はお昼食べてないからお腹減ったな。
夕ご飯まで時間もあるし、近くを散策がてら、食料・ドリンク類を調達しよう。
明日以降は屋久島散策で1日中歩き通しになるから、その間の栄養はしっかり持っていかないとね。
宿のスタッフさんにスーパーの場所を聞くと、ここから徒歩15分ほどの所にあるらしい。
屋久島は全体的に平地が少ない。
人が住んでいるのは、海沿いで川が流れ込んでいる入り江の平地が主だ。
スーパーに行くにもアップダウンがあり、買い物一つに一苦労だ。
よし!
明日のお昼ご飯と、3日間の飲み水は確保。
屋久島探検の準備は万端だ。
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