おはよう。
今日の目的は白谷雲水峡の散策だ。
けれど、良くないことに雨が降っている。
昨日は降ったりやんだりで勢いも弱かったけれど、今日はかなり強く降っているな。
ずぶ濡れ必至で登るか。
白谷雲水峡までは、こちらも入口まで路線バスで向かう。
昨日の荒川登山道の方は人がたくさんいたけど、こちらはだいぶ落ち着いた感じだ。
バス停から進むことほどなく、幅5m強ほどの川が見えてきた。
昨日から降り続けている雨のせいか、水量が豊富で勢いがもの凄い。
間違って落ちたりでもしたら、助からないな。。
先に進もう。
最初は比較的なだらかな、川沿いの道だ。
歩き易いけど、筋肉痛でバキバキだから少しの段差でもツラくてしょうがないな。
今日は全身が痛くて、起き上がるのにも苦労した。
やっぱり普段から鍛えていないと、いざ運動した時に後悔するね。
と、「さつき吊橋」が見えてきた。
ここでルートは真っ直ぐと左側に分かれる。
どちらからでも最終目的地の「太鼓岩」には行ける。
真っ直ぐのルートの方が、見どころの杉も多いし、真っ直ぐ進もう。左側は帰りに通ってくればいいか。
そして「さつき吊橋」を過ぎると、深い森が広がり、道も登りがきつくなってくる。
縄文杉へ向かうルートよりも、白谷雲水峡の方が体力的に厳しいかもしれないな。
「二代大杉」を過ぎると、さらに傾斜が鋭くなってくる。
いよいよ登山の様相を呈してきた。
そして珍しい形の「三本足杉」とご対面。
本当に三本の足で立っているみたいで、何かカワイイね。
お次は「奉行杉」。
お奉行さんの様に立派だからその名がついたのだろう。
そして、いよいよ更に森が深くなり、原生林コース、「もののけの森」へ突入。
映画『もののけ姫』の舞台のモデルにもなったと言われる美しい森が出迎えてくれる。
うわぁ、すごい!
息を呑む美しさという表現がぴったりな、重厚な美しさを感じるよ。
杉の木の1本1本が美しいのも確かだけど、それに加えて苔の鮮やかな緑が、あまり陽の届かない森に控えめな華やかさを演出している。
今にも、もののけが幹の裏から顔を出してきそうだ。
目指す場所はさらに登り進んだ先にある。
しばらくこの景色を楽しみながら、先に進もう。
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