Travel Diary

カンボジア・シェムリアップ ホーチミン市内のカオス探検

大通りの方に出てみる。
くぅ、相変わらずバイクが多くて、道を渡るのも時間かかるわ。

サイゴン川に掛かる橋を渡り南の方へ向かう。
橋の上から遠くを見ると、高い建物がたくさん建っている。

前回訪れた12年前には、ビルなんてものなかったと思うけど、
やはり時間が経つと変わるもんだ。

よし、じゃああの少し変わったビルを目指してぶらついてみるか。

10分、20分と歩いてみても周りの景色はあまり変わらず。
バイクと車、歩道には露店と何をしているか分からない人たち。

あまり観光客の通らない道なのだろう。
色んな人がこっちをジロジロ見てくるので、ちょっと緊張感が漂う。

高いビルの方へ向かうために、川沿いを歩いていく。
遊歩道の様な感じで整備はされているけれど、人通りはない。
いるのはホームレスっぽい人たちだけだ。

あまりそっちを見ない様にしてビルの方へと足早に進んで行く。

ホテルを出て40分くらい歩いたかな。
目指していたビルにやっと到着だ。
ここは「サイゴンスカイデッキ」という建物らしい。

ここまで歩いてきてかなり暑くて汗だくだ。
中に入ってみよう。

おー、涼しい。
生き返る〜。

オーバーヒートした身体を一旦クールダウンさせないとね。
中に入ってみると以外に広くはない。

カフェレストランがあるのと、このビルに入っているオフィスにアクセスするエレベーター前のセキュリティと少しお店があるくらいだ。
ロビーなのだからソファなどあってよさそうだけど、それもない。

9時過ぎということもあり、出勤してくる人が次から次へとやってくる。
皆シャツをパリッと着ていたり、整った格好だ。
やはり一流の企業が入っているんだろうな。

さて、そろそろ汗も引いてきたし、ホテルに戻りますか。

地図を見てスカイデッキの大体の場所は分かった。
ここから西の方へ行けばホテルへ着くはずだ。

大体の方角を目指して歩いていく。

。。。結構歩いたけど、どこら辺だろ?
ちょっと焦ってきた。

と、バイクが近づいてきて声をかけられる。
「from Japan?」

Yes.

『Japan』の単語を聞くだけで安心してしまうが、この手の人には気をつけないとな。

その後も「どこに向かっているのか?」「今日は一年で一回のお祭りだよ」などと言ってくるけれど、送っていってお金をもらおうとしている魂胆は見え見えだ。
下手に乗ってしまうとどのくらいお金を取られるか分かったもんじゃない。

ホテルもそれほど遠いわけではないので、歩いて帰る気は満々だから、ひたすら「No, thank you」で通す。
ふう、何回か断ってようやく諦めてくれたみたいだ。

さてと。
方向感覚が若干狂ってきて、ホテルまでの道のりが怪しい。。。

ちょっと軌道修正しようか。
多分だが、西に進んでいるつもりが、道の方向の関係でちょっと北にずれてきているっぽい。
なので南西方向に軌道修正だ。

道は相変わらず地元感バリバリ。
歩道ではご飯を食べていたり談笑したり、色々な人がいる。

埃っぽくて清潔とはいえない状態の中でよく食べ物を食べられたものだ。

そして一番堪え難いのは、やはり臭い。
鼻がひん曲がりそうな悪臭がたまに鼻をつき、本当に気持ち悪くなってくる。

お、この場所は見覚えがあるぞ。
ホテル近くの道路だ。
この道を反対側に渡れば、ホテル前の道路なはず。

ビンゴ!
やっとの思いでホテルに帰ってきた。

しかし暑い。
チェックアウトの12時まで時間もあるし、シャワー浴びてゆっくりしよう。

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