改めて下からオロンコ岩を見上げると、相当大きい。
登るのがちょっと憂鬱になってきたよ。
けれど、頂上からの眺めは格別なはずだ。
その景色を求めて登りますか!
一段一段の段差が大きい、石造りの階段を登っていく。
っと、上から人が降りてきた。
「すいませーん」
と会釈しながらお互い譲りつつすれ違う。
服の端が擦れるくらいで、二人ですれ違うのがやっとの狭さだ。
さらに登っていく。
ふぅ、気温は20度に届いていないとはいえ、この高さを登ると汗ばんでくる。
まだ半分くらいだけど、いい眺めだ。
キレイな景色に、少し足が軽くなる。
登ること約250段。
ようやく頂上に着いた。
はぁ、すごい景色。
オロンコ岩は海際に聳えているので、何物にもさえぎられることなく海が一望できる。
そして、反対側にはウトロの町。
頂上を歩いてみよう。
オロンコ岩の頂上は、ほぼ平面になっている。
その外周に沿って歩道が設けられており、お散歩ができる感じだ。
海側からは強い風。
汗を少しかいたので気持ちがいい。
遊歩道の真ん中には草むらが生い茂っている。
中にはラベンダーの様な花もみられるね。
ちょうど雲が少しはれて、黄金色の夕陽が顔をのぞかせる。
幻想的な光景だ。
ここはもっと晴れていたら、サンセットがめっちゃキレイなんじゃないかな。
海に落ちていく夕陽が、すごい美しく見られるはずだ。
さて、ホテルに戻ろう。
下りは苦労することなく、一気に降りる。
サンセットのこの時間は、登ってくる人が少し多い気がする。
ようやく地上に到着。
改めて見上げると、大きさを実感すると共によく登ったもんだと誇らしくなる。
今度は来た道と別の道を行こう。
ゴジラ岩を別の角度から見られる道に入る。
お、これはゴジラじゃないか?
右側から見るよりも左側の方がゴジラっぽい。
なぜこの愛称がつけられたのか、納得だ。
ここぞとばかりに写真に収め、ホテルへの帰路につく。
部屋に戻ると、弟はお風呂に入って昼寝をしていたみたいだ。
夕食まであと40分ほど。
うし、先にパパっとお風呂に入ってこよう。
部屋の露店ではなく、1つ上の階の大浴場へ向かう。
それほど広くはないものの、キレイだしアメニティもいいものが揃っていていい感じだ。
身体を洗い終えて、露天風呂へ。
ちっさ。
露天風呂は大人が5,6人くらいしか入れない感じだ。
ただ海側を向いているので、眺望は抜群。
目の前にはオロンコ岩と沈んでいく夕陽が見える。
あまり時間もないし、もう出よう。
最後に身体をサッと洗い流し、お風呂をあとにする。
暑いな。
部屋に戻るもお風呂の熱が引かない。
っと、涼む間もなく夕食の時間だ。
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