美しい海と空、本当の贅沢を思い出す楽園

COOK ISLANDS

- 遥か水平線まで続くエメラルドブルーの海とスカイブルーの空。ただ感じる贅沢を思い出す楽園 -

南太平洋に15の島々からなる美しい島国がある。ポリネシアントライアングルののぼ中心に位置するクック諸島には、今も美しい珊瑚と海が残っており、心安らぐ風景で人々を癒してくれる。小さな島々で構成されている国だが、首都のあるラロトンガ島は周囲約30kmの島で、車で1時間ほどで一周できてしまうほど。しかし、その小さな島国の中にはとてもたくさんの魅力が詰まっているのだ。

クック諸島の最大の魅力は、島々を取り囲む美しい海だろう。エメラルドブルーの海は果てしなく広がっており、空との境目が分からなくなる。珊瑚礁から作られた砂浜は太陽の光で白く輝き、天国かと思わせるこれほど見事な絶景は見たことがない。
海に潜ってみるとそこには地上とはまた別の美しい世界が広がっている。透き通った水のおかげで、熱帯の魚が気持ちよさそうに泳いでいる姿をはっきりと見ることができる。

クック諸島に訪れる日本人は年間100人ほどと言われている。
これほどの美しさなのに人気がないことを残念に思う反面、隠れ家的なポジションをずっと保ってほしいとも思う。クック諸島の感動的な絶景を知ってしまった者のわがままであろうか。そんな独占欲が出てくるほど魅力的なこの国で、ぜひ極上のバカンスを味わってもらいたい。

  1. ラロトンガ島
  2. アイツタキ島
  3. アクセス

ラロトンガ島

1周1時間 透き通った海と珊瑚に囲まれた美しい島

首都アバルアを要するラロトンガ島。1周30kmほどの小さな島は、ゆっくりとした時間と空気が流れる楽園だ。
島の主要産業は観光業。その他には地元住民が暮らしていけるだけの農業や漁業のみ。必要最低限のものだけで成り立っている、自然と共生した島だ。

島の北部には、空港と政治機能を持った数百メートル四方の小さな町が存在する。この国に訪れる者の玄関口だ。
この町からは島を1周するバスが出ており、島の外周に点在するリゾートやマリンスポーツのスポットを結んでいる。そう、自然と人が集まってくるようになっているのだ。あてもなくバスに乗って、島をただ1周するのも悪くない。

『Lonely in Rarotonga.』
現地にはこんな諺があるらしい。意味は『Your are cragy.』
この素晴らしい島には、自分の最も大切な人と共に訪れることを強くおすすめする。

プアンガ ヌイ マーケット

毎週土曜の朝8時〜12時、午前中の間だけ開かれている朝市がある。地元住民も楽しみにしている、大きなものだ。
場所はアバルアの中心地、北部の海沿いの広場で行われている。周遊バスも停車するので、バスに乗りさえすれば行くことができるのも嬉しい。

市場に着くと出迎えてくれるのはマーケットの門。手作り感が溢れ温かみがある。
マーケットの中は飲食関連の出店が多い。鳥肉や豚肉をふんだんに使った焼肉系のプレート弁当は、地元民にも大人気の定番メニュー。ボリュームたっぷりで人気のお店は早々に売り切れてしまうそうだ。

その他にもハンバーガーやフルーツ、ジュース、ラロトンガならではのお土産など、バリエーション豊かな品揃えなので、ぜひ日程を合わせて訪れて頂きたい。

ラロトンガで最も美しい ムリビーチ

ラロトンガに来たらどこに行ったらいいか?こんな質問を受けたら絶対に勧めるのが、島の南東部に位置するムリビーチ。
最初に目に飛び込んでくる、白浜の美しいビーチが期待感を高めてくれる。そして真っ白なビーチの先には、これまで見たことのないくらい鮮やかなエメラルドブルーの海。波も穏やかなので、遠浅な海を遠くまで歩いて行くことができる。

一番人気のビーチなので人が少し多いのが難点だが、真に美しいビーチだと自信を持っておすすめできる、絶景をその目に焼き付けて欲しい。

ブラックロック

ラロトンガ島には不思議な伝説がある。
ブラックロックにまつわる言い伝えなのだが、その様な言い伝えとは無縁に思えるほど美しい場所だ。

島の北西部。長い長いビーチを歩いていると、突如として真っ黒な一枚岩が現れる。高さは10mほどだろうか。本当に不思議なことに、ここにだけ大きな岩があり、その存在を強烈に主張している。

岩には登ることもできる。頂に着くと、目の前には180°何も遮るもののない美しい海が広がる。
水面は鏡のように綺麗で、遠くの雲を反射させ映し出すほど。頬を撫でる潮風を感じながら、しばし時を忘れて非現実的な世界に魅入ってしまうだろう。

アイツタキ島

世界一美しいラグーンを持つ楽園の島

島の中心部はくり抜いたかのようにポッカリ穴が空いている。美しいエメラルドグリーンの海をたたえたその島は、世界で最も美しい最後の楽園とも呼ばれることもある。上空から見ると、まるでエメラルドの指輪のようだ。
主に北部に人が住んでおり、その他の地域には自然が作り出した楽園が今も残っている。特にワンフット・アイランドは格別だ。遠浅の海が遠くまで続き、真っ白な砂浜が太陽に照らされ美しく輝く。天国にも思えるこの景色を見るためだけに訪れたい場所だ。

ラグーン

島の中心部には、水深の比較的浅い海が広がっている。内海になっているので波も穏やかだ。
ハネムーンで人気の場所でもあり、プライベートが保たれたバンガロータイプのホテルがいくつも並ぶスポットもある。こんなに美しい海を眺めながら過ごす時間は、なんとも豊かなひとときだ。

ラグーンではシュノーケリングが最も適している。熱帯性の魚がいたるところにおり、海を散策する我々を歓迎してくれる。カラフルなその姿は可愛らしく、ずっと見ていても飽きない。感動の水中世界を、ぜひ味わって欲しい。

ワンフット・アイランド

アイツタキ島に訪れたなら、この場所は絶対に外せない。ラロトンガ島も含めてのハイライトだ。
アイツタキの南部に位置するこの島は、ボートで行くことができる。輝く砂浜に上陸すると、その浮世離れした風景に感動して言葉が出ない。

場違いな郵便ポストと郵便オフィスがあるのみで、その他に人工物はない。遠い地の果てにある郵便ポストから、友人・家族にエアメールを送るのもいい思い出になるだろう。

そして、この島の一番の特徴は遠浅の浜だ。数百メートル先までは足首くらいまでしか水に浸からないので、海の上を歩いている様な感覚に陥る。360°見渡すと全て海、という光景はまさに楽園。静かな海に反射する太陽、雲、空を身体全体で感じて見てはいかがだろうか。

アクセス

■フライト情報
クック諸島へは、オーストラリアのシドニー、メルボルンまたはニュージーランドのオークランド乗り換えが一番早いルートになります。
[目安]
日本 → オークランド 約10.5時間の飛行時間  → ラロトンガ 約4時間の飛行時間
日本 → シドニー     約9.5時間の飛行時間    → ラロトンガ 約6時間の飛行時間

※2018/5時点の情報になります。最新の情報については各航空会社のHPを参照ください。

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