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カンボジア eビザ申請・取得方法 画像付き解説

有名旅行サイトで、一生に一度は行きたい観光スポットとして、第一位に輝いたこともある世界遺産「アンコール・ワット」を有するカンボジア。日本人にも非常に人気が高く、年々渡航者も増えています。しかし、カンボジアに入国するためには、滞在日数に関係なく必ずビザの取得が必須。カンボジアのビザ申請はホームページからのオンライン申請や現地空港での申請、日本のカンボジア大使館で行うなど、いくつかの方法があります。そして、それぞれ料金が異なるなどややこしい部分もあり、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、オンラインでの申請方法の他に、日本国内にあるカンボジア大使館や領事館でのビザ申請方法や、現地カンボジアでの申請方法まで解説します。ビザの種類や料金、発行までの所要日数など、ビザの取得に役立つ情報盛り込んでいますので、初めてでも簡単に取得まで辿り着ける記事になっています。取得前の情報収集に、ぜひお役立てください。

ビザ申請 3種類の方法

カンボジアに入国する際には、レジャーであれビジネスであれ、必ずビザの取得が必要となります。カンボジアのビザ取得の方法は、以下の3つがあります。

①オンラインでの申請・取得
②日本国内のカンボジア大使館・領事館での申請・取得
③カンボジア到着時に現地空港、国境検問所での申請・取得

①オンラインでの申請・取得
オンラインページでビザの申請をし、メールにて受領・取得する方法です。お手軽ですぐに発布されるので、ネットを使える方であればこの方法が一番のお勧め。早い場合ですと申請後10分以内にビザが認可され、eメールにてPDF形式で「e-visa(電子ビザ)」が添付されて送られてきます。
入力フォームも日本語対応ですので、迷うことも少なく、じっくり調べながら申請が可能です。

②日本国内のカンボジア大使館・領事館での申請・取得
日本にあるカンボジア大使館および領事館の窓口で、直接ビザの申請と取得をする方法です。大使館に足を運ぶ手間はありますが、窓口の方は日本語で対応してくださり、記入ミスなども少なくなるのでこちらの方法もお勧めです。また、東京・赤坂のカンボジア大使館に限り、必要書類を郵送してビザを申請・取得する事も可能です。

③カンボジア到着時に現地空港、国境検問所での申請・取得
カンボジア入国時に空港内にあるビザの申請カウンターで申請・取得するする方法です。(陸路の場合は、国境検問所での申請・取得)現地で申請できる手軽さはありますが、申請窓口が混雑することがあり、申請に不備やトラブルが起こった際などは、日本語が一切通じないので、旅慣れている方以外にはあまりお勧めはしません。

ビザの種類と有効期限

カンボジアのビザは「観光査証 (Tビザ)」と「ビジネス (Eビザ)」、「外交(Aビザ)」、「公用(Bビザ)」、「表敬(Cビザ)」、「クメール永住者(Kビザ)」の6種類があります。
「観光査証 (Tビザ)」と「ビジネス (Eビザ)」を申請する方がほとんどですので、本記事ではこの2種類に絞って以下解説を進めます。

「ビジネス (Eビザ)」はボランティア、添乗員、企業視察、セミナー参加などの他、留学、長期滞在などでの訪問時に必要なビザとなり、観光やレジャーでカンボジアを訪れる場合は「観光査証 (Tビザ)」を取得することになります。

※「e-visa(電子ビザ)」と「Eビザ(ビジネスビザ)」は全く異なるものなので、要注意。

「観光査証 (Tビザ)」と「ビジネス (Eビザ)」には、それぞれ以下の4種類があり、滞在日数や有効期限によって料金が異なってきます。

観光査証 (Tビザ) および ビジネス (Eビザ)
シングル ビザの発行日より3ヶ月以内に1回だけ入出国が可能。滞在日数は最大で1ヶ月まで。
マルチプル1年間有効 ビザの発行日より1年以内なら何回でも入出国が可能。1回の滞在は30日まで。
マルチプル2年間有効 ビザの発行日から2年以内なら何回でも入出国が可能。1回の滞在は30日まで。
マルチプル3年間有効 ビザの発行日から3年以内なら何回でも入出国が可能。1回の滞在は30日まで。

基本的には、観光目的でカンボジアに入出国する場合は「観光査証 (Tビザ)」のシングルビザを取得すれば問題ありません。裏技的ではありますが、バックパッカーの方などで長期滞在する可能性がある場合は、「ビジネス (Eビザ)」を取得した上で延長申請(3ヶ月、6ヶ月、1年単位で延長申請可能)を行う方が、手間と料金をお得にできることがあります。

[注意点]
延長する場合は、プノンペン国際空港前にある入国管理局で延長申請を行う必要があります。
シェムリアップなど一部の都市では、市内に代行延長申請を受け付けているお店もありますが、正規ではないので自己責任でご利用ください。

ビザの取得料金(2019年3月時点)

[シングルの取得料金]

観光査証 (Tビザ) ビジネス (Eビザ)
オンライン 36 USドル オンラインでは取得不可
大使館または領事館 3,900円~4,900円(※1) (※1)
現地空港、入国審査所 30 USドル 35 USドル

(※1)
申請料金は、申請を行う大使館や領事館によって料金が異なります。Tビザをカンボジア大使館(東京・赤坂)で直接申請する場合は3,900円になります。また、郵送の場合は別途郵送料が必要。

[マルチプル]
下記料金は、カンボジア現地での取得料金となります。日本での取得料金とは異なりますので、ご注意ください。

観光査証 (Tビザ) ビジネス (Eビザ)
1年 40 USドル 50 USドル
2年 60 USドル 75 USドル
3年 90 USドル 100 USドル

※上記は2019年3月時点の情報です。料金については変更される場合があるので、大使館などへ適宜ご確認ください。

ビザの申請に必要な物

[オンライン]
☑パスポートの画像データ
パスポートの顔写真のあるページを、スマホなどで撮影した画像データ。
☑顔写真の画像データ
ビザ申請者本人の、正面の顔を撮影した画像データ。
写真の背景は無地に限り、顔や頭の一部が切れているものは無効になるので注意が必要です。
☑クレジットカード
オンラインでの申請・取得はクレジットカード決済のみとなっています。
VISA、JCB、Master Card、Diners Clubが使用可能です。

[大使館・領事館]
☑パスポートの原本(有効期間が入国時から6ヶ月以上あるもの)
マルチプルビザの場合は、取得期間プラス6ヶ月以上残存することが条件となります。
(例:1年間有効のマルチプルビザ取得の場合、1年6ヶ月以上残存していること)
☑証明写真を貼った申請用紙
申請用紙は必要項目を記入の上で、35ミリ×45ミリの背景無地の写真(3ヶ月以内に撮影したもの)を貼付。
窓口にある申請書を当日に記入して、持参した写真を貼り付けても申請は可能です。
郵送の場合:
☑返送宛先を記載したもの
郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入したメモなどを同封してください。
☑申請料金
ビザ代金・返送料・手数料を含む、申請料金を同封して郵送します。

[現地空港]
☑パスポートの原本(有効期間が入国時から6ヶ月以上あるもの)
マルチプルビザの場合は、取得期間プラス6ヶ月以上残存することが条件となります。
(例:1年間有効のマルチプルビザ取得の場合、1年6ヶ月以上残存していること)
☑ビザ申請書
カンボジア行きの飛行機の中または、到着空港内の入国審査所の前にある、ビザ申請記載所で配布される申請書。
必要事項を記入してビザ申請手続所に提出します。
☑証明写真
3ヶ月以内に撮影した、申請者本人を正面から撮影した写真。
☑申請料金
申請する種類のビザ申請・取得に掛かるビザ代金。
基本的にUSドルでの支払いですので、事前にUSドルを用意しておきましょう。

<申請方法①> オンラインでビザを申請・取得する方法

それでは、ここからいよいよ申請方法の解説に入っていきます。
まず最初の申請方法は、ビザ申請初心者にお勧めのオンライン申請・取得の方法について解説します。

ビザのオンライン申請から取得までの流れ

カンボジアのビザは、カンボジアの外務国際協力省が運営する「e.ビザ(日本語)」というサイトから、オンラインでお手軽に申請・取得することができます。早ければWEB申請後10分後ほどでビザの認可が降り、登録したメールアドレス宛にPDFファイルの「e-visa(電子ビザ)」添付付きのメールが送信されてきます。

事前に顔写真とパスポートの画像データを用意する必要がありますが、スマホで撮った画像データでも問題ないため、とても簡単に申請が可能となっています。
また、オンラインでのビザ申請はスマートフォンやアプリでも可能となっています。ただし、アクセスが不安定で申請が届かないなどトラブルもあるようなので、可能であればPC(パソコン)を利用して申請を行う事を推奨します。

[注意点]
上記「e.ビザ(日本語)」以外にも、日本語による代行申請を行っているホームページがあるようです。しかし、料金が高いうえに料金だけ取って代行申請をしないなどのトラブルも発生しているようです。また、取得したビザに何らかの不備があっても現地での対応は難しくなるため、代行申請を利用する場合は、自己責任で申し込みをされてください。
申請自体は簡単にできるので、まずは上記「e.ビザ(日本語)」から申請することをお奨めします。本記事を参照しても、どうしても申請が上手くいかない場合に、最終的に利用を考えてみるくらいでよいのではないでしょうか。

それでは、オンラインでの申請~取得までの手順を解説していきます。
申請のステップは、大まかに分けて全部で8つ。

<STEP1 認証>
トップページの最下段にある、[Apply now]のボタンをクリックします。
クリック後、[セキュリティー認証]のページへ遷移します。

<STEP2 認証コードの入力>
セキュリティー認証のページに表示されている数字とアルファベットのコードを、下の空欄に入力します。
コードの入力が完了したら、右下の[今すぐ申し込む]のボタンをクリックします。

<STEP3 申請者情報の入力>
この画面では入力に注意する箇所がいくつかありますが、まずは申請者の情報の入力から解説していきます。

1. 顔写真の画像ファイルを選ぶ
[ファイルを選ぶ]をクリックして、事前にパソコンやスマホに用意しておいた「顔写真の画像データ(jpgかpng形式)」をアップロードします。画像をアップロードをすると、画像のトリミングや位置調整などができるようになります。顔が小さくなりすぎたり、ボケて認識ができないことがないように、丁度いい大きさと位置に収まったら[セーブ]ボタンをクリックして画像を保存します。

2. 姓
申請者の「苗字」をローマ字で入力してください。パスポートのローマ字表記と全く同じ形式で入力すれば、入国審査時にトラブルも減らせて確実です。

3. 名
申請者の名前をローマ字で入力してください。

4. 電話番号
申請者の電話番号を入力します。日本の国番号は81なので、電話番号が080-1234-5678の場合は、8180-1234-5678と頭に81をつけて、元の電話番号の先頭の「0」を取って入力します。固定電話でも携帯電話の番号でも問題ありません。(03-1234-5678の場合は、813-1234-5678)

5. Email
e-visa(電子ビザ)を受信するメールアドレスを入力します。確認入力がないので、ここを間違えるとビザの受信及びダウンロードをする事ができなくなります。何回も確認して入力ミスがないか充分に注意してください。
ビザ申請後に何も連絡が来ないという場合には、たいていの場合はメールアドレスの入力が誤っていることが多いです。問題があった時に後で再確認できるように、入力後の画面キャプチャーを残しておくのもおすすめです。

6. 性別
男性は「Male」、女性は「Female」を選択してください。

7. 生年月日
生年月日を左から、日月年の順で選択してください。年月日の順ではないので注意してくださいね。

8. 出生国/地域
日本生まれの方は「Japan」を選択してください。基本はお持ちのパスポート表記通りの出生国を選択してください。

9. 国籍の国
国籍が日本の方は「Japan」を選択してください。基本はお持ちのパスポート表記通りの国籍を選択してください。

[注意点]
「Email 二次」「住宅アドレス」「州/県」「訪問時の住所」は必須項目でないので、入力しなくても特に問題はありません。下手に入力すると、後々突っ込みどころとなってしまう恐れがあるので、入力は控えたほうがよい場合もあります。

<STEP4 パスポート情報の入力>
続いて、ここから先はパスポート情報を入力していきます。パスポートを手元に用意して参照しながら入力しましょう。

10. パスポート番号
自身のパスポート番号(旅券No.)を入力してください。

11. パスポート発行日
パスポート記載の発行日を日月年の順で選択してください。

12. パスポート有効期限
パスポートの有効期限を日月年の順で選択してください。

13. パスポート国
日本発行のパスポートなら「Japan」を選択してください。

14. ビザタイプ
「Tourist(T) 36$」しか選択できませんので選択します。「Tourist(T)」が通常の観光ビザになり、取得から3ヶ月間有効です。

15. エントリー予定日
カンボジアの空港に到着する日を、日月年の順で選択します。航空券に記載されている到着日を記載すれば問題ありません。

16. エントリーのポート
入国の入り口となるカンボジアの空港や、国境の都市名を選択します。ほとんどの方は「Phnom Penh International Airport(プノンペン国際空港)」か、「Siem Reap International Airport(シェムリアップ国際空港)」になるかと思います。
こちらも航空券に記載されている到着地(プノンペン国際空港はPNH、シェムリアップ国際空港REPと記載されています)

17. パスポート写真の画像ファイルを選ぶ
[ファイルを選ぶ]をクリックして、パスポートの顔写真が載っているページの画像ファイルをアップロードします。
ここでは画像データの調整は必要ありません。

全て入力し終えたら、ページ最下段右の[次]ボタンをクリックしてください。
レビュー(入力確認)画面へ移動します。

レビュー画面では、入力情報に間違いがないかしっかり確認しましょう。また、各項目の横に、緑色の「✔」がついていることも確認します。入力内容を確認しながらこの画面の最下段までスクロールすると、[応募者を追加]と[セーブ]という2つのボタンが表示されています。

☑同行者も一緒にビザ申請をする場合
[応募者を追加]のボタンをクリックしてください。
ボタンをクリックした後は、最初の申請者を登録したのと同じ要領で、同行者の情報や写真を追加登録できます。複数人のビザを申請する必要がある場合は、一人一人の個別申請よりも「応募者を追加」ボタンを利用して一度に申請を行った方が入力の手間は省けます。

☑自分だけの申請で終了する場合
同意するの▢にチェックを入れて、[セーブ]のボタンをクリックしてください。次のページに遷移します。
カンボジアのビザ申請は、画面に入力した内容とパスポートの内容が一致しなくても、認可が降りてしまうことがほとんどです。しかし、入国審査時にビザの内容とパスポートの内容が一致しないとトラブルになることがあるので、よく確認して間違いがなければ[セーブ]ボタンを押しましょう。

<STEP5 受信メールの確認>
[送信する]ボタンをクリックすると、画面にポップアップが表示されます。このポップアップが表示されるのと同時に、登録したメールアドレス宛に『eVisa Submit』という件名のメールが届くので、メールを確認しましょう。
このポップアップはサラッと読んで確認したら、[閉じる]ボタンをクリックして消してしまっても問題ありません。

メールが確認できたらe-visa申請の画面に戻り、支払いページに進みます。

[※重要※ メールが確認できない場合]
間違ったメールアドレスを入力したか、迷惑メールフォルダに受信メールが入ってしまった可能性があります。
この時点でメールが届いてない場合は、しばらく待つか[確認ボタン]の隣にある[メールを再送信する]ボタンを押してみてください。
メールが届かない状態のままで次のステップで支払いを完了しても、支払い完了後に送られてくる「e-visa(電子ビザ)」のPDFファイルが受信できない可能性があります。
もし長時間待ってもメールが送られて来ない場合は、入力したメールアドレスが間違っている可能性が高いので、面倒ですが最初から申請をやり直した方が確実です。

<STEP6 クレジットカードでの支払い>
金額確認後は、支払いのSTEPになります。クレジットカードでの支払いのみになりますので、手元のクレジットカードを用意しましょう。

[カード会社を選択]
支払いで利用するクレジットカードのカード会社を選択します。
2019年現在、利用できるカード会社はVISA、JCB、Master Card、Diners Clubとなります。

[カード情報入力]
カード会社のロゴを選択すると、クレジットカード情報入力の画面に遷移します。下記の入力項目に支払いで利用するカード情報を入力します。

1. カード番号
カードに印字されている16桁のカード番号を入力します。
2. 有効期限
カードに印字されている、有効期限を月/年の順に入力します。
2023年3月が有効期限の場合は、「03/23」と入力。”0″を忘れずに入力してください。
3. セキュリティーコード
カードの裏面に記載されている、3桁のセキュリティーコードを入力します。

入力内容に誤りがなければ、画面右下の[Pay]ボタンをクリックします。その後は各カード会社ごとの決済画面に遷移するので、その画面で決済を完了します。

申請後からビザ取得まで

<STEP7 e-visaのプリントアウト>
決済が完了すると、「Transaction Results」と表示されたページに移動します。このページの下方に緑色の文字で「Your payment has been approved(あなたの支払いは認可されました。)」と表示されていれば、決済は正常に行われています。

そして「Transaction Results」の画面表示と同じくらいのタイミングで、登録したメールアドレス宛に「eVisa receipt」と「eVisa Payment」という2通のメールが届きます。
この時点では、まだビザ申請はされていません。認可されると「eVisa Approval」という件名で、登録したアドレスにメールが届きます。(早ければ10分前後で認可のメールが届きます)

このメールの受信をもって「e-visa(電子ビザ)」の取得が完了となります。
メールには「e-visa(電子ビザ)」のPDFファイルが添付されているので、A4用紙に2枚プリントアウトてカンボジアに持っていってください。カンボジア入国時1枚、出国時に1枚をイミグレで提出します。

発行されたe-visa

<STEP8 e-visaのダウンロード>
ビザの取得後は、「アプリケーションステータス」の画面から、何度でもe-visaをダウンロードすることができます。ページにアクセス後、「参照番号」と「Eメールアドレス」を入力してログインします。「参照番号」は、申請の途中で受信した「eVisa Submit」という件名のメール内、「Reference Number」の横に記載されている13桁の数字になります。

ページの右側に[Download]ボタンがあるので、クリックすれば自身のパソコンやスマホに保存することができます。

<申請方法②> カンボジア大使館・領事館でビザを申請・取得する方法

カンボジアのビザ申請は、日本国内にあるカンボジア大使館および領事館の窓口で直接行う事ができます。東京 赤坂にあるカンボジア大使館のみ、郵送でビザ申請を行う事が可能になっています。
大使館でのビザ申請は、オンラインで申請するよりも手間と日数はかかりますが、インターネットが苦手な方にはお勧めの方法です。また、大使館のスタッフの方が日本語でサポートしてくださるので、不明な部分も聞きながら手続きを進めることができるというメリットがあります。

日本国内のカンボジア大使館は、東京の赤坂に一箇所だけになります。カンボジア領事館は、北海道・札幌、愛知県・名古屋、大阪府・北区、福岡県・福岡市中央区の4箇所にあります。各所でビザ申請を行うことができるので、最寄りの大使館か領事館に足を運んでビザの申請・取得をしましょう。
※ビザの料金や、発行所要日数、営業・申請時間、記入用紙などは、大使館および各領事館ごとに異なります。詳細は、大使館、領事館にご確認ください。

大使館または領事館が自宅から遠い場合は、郵送での申請・取得も可能です。ただし、東京都・赤坂にあるカンボジア大使館のみ、郵送でのビザ申請が可能で、領事館では受付けておりません。

カンボジア大使館・領事館に訪問して申請する方法(用紙・記入例)

カンボジア大使館・領事館でのビザ申請は、ビザ申請用紙に必要事項を記入して窓口へ提出します。申請用紙は大使館・領事館のホームページからダウンロードするか、窓口で受取ることができます。申請用紙をダウンロードした場合は、自宅などで事前に記入できますので、記入の仕方が不明な場所は空欄の状態で窓口へ持っていけば、窓口で早く手続きを済ますことができますよ。

[申請時に必要なもの]

☑パスポート原本1冊
(有効期間が入国時から6ヶ月以上あるもの)
マルチプルビザ(有効期限1年以上のビザ)の場合は、取得期間プラス6ヶ月以上残存することが条件となります(例:1年間有効のマルチプルビザ取得の場合、1年6ヶ月以上残存のこと)

☑ 証明写真を貼った申請用紙
申請用紙は必要項目を記入の上で、35ミリ×45ミリの背景無地の写真(3ヶ月以内に撮影したもの)を貼付。窓口にある申請書を当日に記入して、持参した写真を貼り付けても申請は可能です。

また、ビザの申請は申込者本人だけでなく、代理人申請や纏めての申請も可能。ビザの受け取りも、申請時に渡される控え書を持参すれば代理人での受け取りができます。

申請書のフォーマットは大使館、領事館ごとにことなります。申請書に事前に記載して手続きをする予定の場合は、ご自身が行かれる大使館または領事館の申請用紙をダウンロードしてくださいね。
各大使館の申請用紙のダウンロードリンク、そして記入例は下記が詳しいのでリンクを張っておきます。ご確認、ご活用ください。

【カンボジア大使館(東京都・赤坂)の申請用紙】
申請用紙(A4)のダウンロードはこちらから
記入例の確認はこちらから

【カンボジア領事館(大阪)の申請用紙】
申請用紙(A4)のダウンロードはこちらから
記入例の確認はこちらから

【カンボジア領事館(名古屋)の申請用紙】
申請用紙(A4)のダウンロードはこちらから
記入例の確認はこちらから

【カンボジア領事館(福岡)の申請用紙】
申請用紙(A4)のダウンロードはこちらから
記入例の確認はこちらから

【カンボジア領事館(札幌)の申請用紙】
札幌の領事館はホームページが存在しないので、直接訪問されるか電話でのお問い合わせが必要になります。

カンボジア大使館に郵送で申請する方法

郵送申請は、東京都・赤坂のカンボジア大使館のみで受付けています。最寄りの大使館・領事館が遠すぎる場合は、申請・取得の時間は掛かりますが、郵送でのビザ申請がお勧めです。郵送での申請には下記4点が申請人数分必要となりますので、忘れずに。
また、郵送用のビザ申請用紙のダウンロードは下記からどうぞ。

【郵送用のビザ申請用紙】
申請用紙(A4)のダウンロードはこちらから

[申請時に必要なもの]
☑パスポート原本1冊(有効期間が入国時から6ヶ月以上あるもの)
マルチプルビザ(有効期限1年以上のビザ)の場合は、取得期間プラス6ヶ月以上残存することが条件となります(例:1年間有効のマルチプルビザ取得の場合、1年6ヶ月以上残存のこと)

☑ 証明写真を貼った申請用紙
申請用紙は必要項目を記入の上で、35ミリ×45ミリの背景無地の写真(3ヶ月以内に撮影したもの)を貼付。

☑ 返送宛先メモ
メモ用紙などに、郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入。

☑ 申請料金
ビザ代金・返送料・手数料を含む合計の金額を郵送(現金のみ)。
窓口で申請する場合の料金と異なりますので、詳しい料金などは下記の郵送先へお問い合わせください。

[送り先]
〒114-0023 東京都北区滝野川6-86-6 カンボジア大使館 郵便VISA係
TEL:03-5961-4231
FAX:03-5961-4237
対応時間:月曜日~金曜日 09:30-12:00、13:00-16:00 (土日両国の祝日を除く)

上記4点を郵送する際には、「現金書留」など現金を直接送る事ができる方法で必ず行ってください。
ビザ申請が認可された際の返送用封筒は、大使館の方で用意してもらえるので特に必要ありません。また、申請認可後のビザの郵送は、ヤマト宅急便(貴重品扱い)、もしくはレターパックプラスにて行ってくれます。

[郵送でビザ申請する際の注意点]
・郵便による申請は、投函されてから手元に届くまで約1週間ほどかかります。(土・日・両国祝祭日は除く)
修正することなども考慮し、余裕を持ってビザ申請しましょう。
・申請した後の申し込みの取り消は出来ません。
・領収書が必要な場合は、返送宛先メモなどに記載が必要です。

 

<申請方法③> カンボジア到着時にビザを申請・取得する方法

カンボジアビザは日本で事前取得せずとも、現地空港や陸路の場合は国境検問所などで申請/取得することができます。ただし、ドルでの現金払いのみとなることや、申請窓口混雑、トラブル発生時の対処が困難のため、旅慣れている方以外にはあまりお勧めはできない方法です。
しかし、「観光査証 (Tビザ)」なら30ドルと日本での申請よりも若干安くなったり、混雑がなければわずか数分でビザの認可が降りるので、慣れている方にとっては一番簡単な方法とも言えます。

[申請時に必要なもの]
☑パスポート原本1冊(有効期間が入国時から6ヶ月以上あるもの)
マルチプルビザ(有効期限1年以上のビザ)の場合は、取得期間プラス6ヶ月以上残存することが条件となります(例:1年間有効のマルチプルビザ取得の場合、1年6ヶ月以上残存のこと)

☑ビザ申請書
カンボジア行きの飛行機の中または、到着空港内の入国審査所の前にある、ビザ申請記載所で配布される申請書。

☑証明写真(3ヶ月以内に撮影したもの)
日本や往路の空港などで撮影した証明写真1枚。
※追加で2ドルを支払えば、証明写真がなくてもビザ申請を受け付けてもらえるとの情報あり。ですが、写真を持っていった方が確実です。

☑ビザ取得代金
現地空港でのビザ取得代金は$30になります。手数料が掛からない分、e-visaよりも安くなっています。ただし、支払はUSドルのみなので、日本からUSドルを持っていくのを忘れないようにしましょう。
空港によっては、ビザ申請カウンター前にATMが設置されている場所もあります。

申請方法とビザ取得の流れ

実際の申請用紙の画像がなくて申し訳ございませんが、現地での申請の流れは下記になります。

①機内または入国審査所の前にあるビザ申請カウンターで配布される、ビザ申請用紙に記入。
②申請時に必要なもの4点セットを持参し、ビザ申請カウンターへ。
③申請後、特に問題がなければ数分で名前を呼ばれます。カウンターでビザの料金を支払って、ビザシールが貼られたパスポートとレシートを受け取ります。
④ビザシールが貼られたパスポートとレシートを持参し、イミグレへ。イミグレではレシートを確認されるので、なくさないようにしましょう。

各申請方法のメリット・デメリット

3種類のビザ申請の方法を解説してきましたが、それぞれの方法にメリットとデメリットがあります。本記事をご覧になっている方によって最適な申請方法は異なってきますので、特徴を理解した上でビザ申請を行ってください。
大まかなメリット・デメリットを表にしましたので、ご参考にどうぞ。

メリット デメリット
オンライン申請 場所を選ばずどこでも申請ができる
申請後数分でビザの取得ができる
ビザ取得料が若干高い
記載時に不明な点がある場合は、自分で調べないとならない
大使館・領事館 窓口で不明な点を確認しながら記入ができる
安心して確実に申請ができる
ビザ取得料が若干高い
申請時、受け取り時に最寄りの大使館・領事館まで足を運ばないとならない
申請から取得まで1~2週間かかる
現地申請 ビザ取得料が安い
申請後数分でビザの取得ができる
日本語での対応はしてくれないため、トラブル発生時の対応が困難

[ワンポイントアドバイス]
本記事をご覧になっている方はネットに抵抗ないと思いますので、基本的にオンライン申請の方法が最適かと思います。1ヶ月以上の長期での滞在を予定している方は、大使館か現地での申請がよいでしょう。ただし、現地での申請は日本語が通じませんので、かなり難易度は高いです。

まとめ

カンボジアのビザ申請から取得まで、できるだけ詳細に解説させていただきましたが、ご自身で簡単に申請・取得できそうに思えてきませんか?
オンライン申請であれば、本記事を見ながら入力すれば、簡単に申請ができると思います。万が一日本での取得を忘れてしまっても、現地で取得できますので焦らず落ち着いて対応しましょう。

ビザの取得はカンボジア旅の第一歩。
カンボジアでのワクワクする体験が素晴らしいもになるよう、本記事がその一歩目のサポートとなることができれば、とても嬉しいです。

コメント

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  1. 2020年 1月 03日

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