バリ島のほぼ中央の高地にあり、伝統工芸や舞踊の中心地であるウブド。バリ島の昔ながらの景色が程よく残っており、観光エリアとして人気の場所です。
今回は、観光地として程よく整備されたウブドの魅力をご紹介します。
サラスワティ寺院(ウォーターパレス)
ウブドの中心部であるウブド王宮から約100m。別名ウォーターパレスと呼ばれる、バリヒンドゥーの寺院が蓮の花に囲まれて建っています。その別名の通り、寺院の境内には大きな池があり、まるで水に浮かぶ王宮のような佇まいが印象的。
夜間は寺院が美しくライトアップされ、とても幻想的な雰囲気の中にその姿を見ることができます。蓮の花とのコントラストもとても美しく、まるで天上にいるかのような感覚に。当時寺院を建立した方たちも、そんな狙いを持って建てたのかもしれません。
王宮前の雑貨ストリート
ウブド王宮の道を挟んで南側は雑貨天国♪ウブドではハンドメイドの工芸品や衣類、家具などを製作するアーティストが多く集まっており、オリジナリティ溢れる作品を手に取ることができます。
裏路地の様な狭いストリートの両側には、個性的なお店がたくさん。自分の感性に合う、お気に入りのお店が見つかること間違いなし。ハンドメイドかつナチュラル系の小物や洋服が好きな方にとっては買い物天国ですよ。
ウブド王宮のレゴンダンス
ウブド王宮は、かつてこの地を治めたウブド王族の宮殿でした。現在も王族の末裔が宮殿内で暮らしていますが、一部は一般公開されています。また、夜には宮殿の中庭で、バリの伝統的なレゴンダンスを鑑賞することができます。
中庭にはダンスを披露するスペースと観客席が設置されています。客席は近くから見られる地ベタと、少し離れた位置の椅子席があり自由席に。
レゴンダンスは、ガムランという金管打楽器の激しい音色の中で、煌びやかな衣装とお化粧を施したダンサーが物語を演じます。
踊りは特徴的で、手のひらを突き出す格好で指を関節ごとに曲げて常に動かしています。腰や膝も浅い角度でずっと曲げており、他の国ではあまり見ないダンスになっています。
そして一番特徴的なのは、顔の表情。
目を大きく見開き、少し微笑んでいるようにも見えるのが不思議で、目が離せなくなります。
ライステラス
ライステラスはその名の通り、斜面に築かれた棚田のこと。バリ島には、テガラランとジャティルイという2大ライステラスがあり、世界遺産にもなっています。
ライステラスの見ごろの時期は、苗が成長し青々と茂る時期か、収穫前の稲穂が黄金色に実った時期でしょう。刈り取ったあとは寂しい姿になってしまうので注意が必要です。
ウブドに近いテガララン棚田は、ジップラインや空中ブランコなどのアクティビティも充実しています。ライステラスを眺めながら休憩ができるレストランやカフェもあるので観光向き。ですが棚田のみの自然な風景を求めるなら、ジャティルイ棚田がおすすめです。
ゴア・ガジャ
ゴア・ガジャは前回紹介した、謎に満ちた遺跡になります。
詳細は記事にしましたので、下記からチェックしてみてください。
日程に余裕があるならウブドで1泊
ウブドの中心部はかなり観光地化され、雑貨店や家具店、カフェやレストランも充実しており、滞在に向いた街になっています。また、一部に自然は残っていますが、車で5分も離れればバリの原風景が見られるくらい自然に近い場所でもあります。
ビーチリゾートもいいですが、よりバリらしさを感じられるウブドの滞在もおすすめです。
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