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アンコール・ワットなどシェムリアップの遺跡群を1日で巡る みっちり観光コース

カンボジアで最大の観光都市シェムリアップ。中でもアンコール・ワットは有名な遺跡です。タケノコの様な形をした仏塔の間から昇る朝日の写真は、幻想的で心奪われてしまいます。
その他にもシェムリアップの街には数々の遺跡が点在し、見どころが多過ぎてどの様に回ればよいか困ってしまうほど。
今回は外すことのできない見どころをおさえた、シェムリアップを1日で巡るこのとができる観光コースをご紹介します。

世界遺産の人気ランキング1位 神秘の遺跡アンコール・ワット

シェムリアップ観光の朝はとても早い時間からの活動が必須。アンコール・ワットの隙間から昇るご来光を拝むためには、体力が必要になってきます。そしてこのご来光こそ、1日の観光のハイライトと言っても過言ではありません。

観覧ポイントは、一番外のお堀に掛かる橋の脇、尖塔正面の参道、中のお堀の前の3箇所。1日しか時間を取れない場合は、この中から絞ることになります。
池に反射する逆さアンコール・ワットと朝日、さらに朝だけ咲く蓮の花がすべて一緒に見られる、外側のお堀に掛かる橋の脇が一番おすすめのポイント。早めにベストポジションを確保しましょう!

強烈な印象!微笑みの仏塔が並ぶ アンコール・トム

午前中の比較的気温の低い時に回りたい、大きな微笑み顔の石が有名なバイヨンを有するアンコール・トム。某世界の果てまで行く番組のセットの中でもモチーフになっているので、どこかで見たことがあると思うかもしれません。
バイヨンはアンコール・トムという一辺3km四方の遺跡の中心となる遺跡です。バイヨン近辺にはピラミッド型の聖堂などいくつもの見どころが点在しています。

アンコール・トムという世界観の中心にあるバイヨンはもっともテンションの上がるスポット。
いくつもの仏塔が立ち並び、塔の四面に彫られた「クメールの微笑み」がアンコール・トムの独特な雰囲気を作り出しています。その微笑みも様々で、よく見ると一つ一つの微笑み具合や顔の表情が違っているのが分かります。
ここでは「クメールの微笑み」とのキス写真がおすすめ。石像との角度と遠近差を利用して記憶に残る楽しい写真を撮ってみてはいかがですか?

またバイヨンの外に広がる一際大きな建造物も観光マストのポイント。長さ350mの象のテラスは、ステージに彫刻された象のレリーフが圧巻です。細かく綺麗に彫られているのはもちろんのこと、一頭一頭異なる表情や態勢をしており飽きずに見入ってしまいます。

アンコール・トムを鑑賞したらランチにちょうどよい時間。午後は日差しも強く体力を使うので、しっかり食べて体力を回復させましょう。

ヒンドゥー教神話の世界にどっぷり浸かる アンコール・ワット

アンコール・ワットの日中の観光は、順光になる午後が最適。午前は逆光になるので、写真を綺麗に撮りたい場合は午後がおススメです。

中でも必ず見るべきは第三回廊。傾斜が60°もある階段を登ります。今は観光用の階段が作られたのでかなり安全になりましたが、階段が作られる前はもっと急勾配で幅も狭く、階段から落ちて亡くなる方も多かったそうです。

階段を登るとテニスコートが2面くらい入りそうな想像以上に広い回廊に到着。60mの高さから見るシェムリアップの街は、自然も多くとても雄大です。

遺跡の醍醐味を味わいたい場合は、第一回廊の南面にあるレリーフがおすすめ。ヒンドゥー教の神話の戦闘場面や天地創造の物語など、象徴的なシーンが細かく彫られていて見ごたえたっぷり。
その中でも南面東側の「天国と地獄」というレリーフは、地獄行きの人を串刺しにしたりなど日本の閻魔様に通じるものもあり、神話を知らなくても理解できるので面白いのでおすすめです。

12世紀に作られたアンコール・ワット遺跡は、当時の宗教観・歴史が詰まった最高傑作。じっくりとクメールの時代に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

[アンコール・ワットの情報]
住所:Angkor Wat, Siem Reap 855
入場料金:1日券 37ドル, 3日券 62ドル, 7日券 72ドル
※入場券は遺跡から離れたチケット販売所で購入する必要があります。
また同じチケットでアンコール・ワット遺跡群だけでなく、ロリュオス遺跡群、バンテアイスレイ、クバールスピアンなども入場可能です。

1日の締めは美しい夕陽で プノン・バケン

1日の締めくくりに訪れたい場所が、美しいサンセットを見られることで人気のプノン・バケン。遺跡の上からはアンコール・ワットや付近の密林を一望することができます。
高さ60mの丘の上に建てられた寺院は、アンコール・ワットよりも高い建物を作ることが禁止されている現在、遺跡が生きていた当時の景色が見られるスポットとなっています。

地平線に落ちて行く夕陽も素晴らしいですが、祠に祀られているアプサラス(天女)像も見どころの一つ。陽の光を浴びてオレンジ色に染まる美しさに見とれてしまいます。柔らかい表情とアプサラスの舞っているかのような軽やかな服装や仕草にも注目。

遺跡巡りをして疲れた1日の最後のご褒美。どこへ旅するにしてもサンセットがあると締まります。
シェムリアップの密林にゆっくり沈んで行く太陽を見ながら、心の中からじわじわと広がる豊かな気持ちを感じてみてください。

プノン・バケンのサンセットをベストポジションで見たい場合は、日の入り時刻の一時間前には到着するようにしましょう。見やすい場所はすぐに人が集まってしまいますので要注意です。

充実感たっぷりのシェムリアップ遺跡群1日巡り

今回は1日で回ることのできる遺跡を3箇所ご紹介させて頂きました。
日の出から日の入りまで見どころをぎゅっと詰め込んだコースなので、サンセット後は溢れ出てくる充実感をホテルまで持って帰ることができるでしょう。
暑さ対策を忘れず、大人気のシェムリアップ遺跡群を堪能し尽くしてみてください。

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