Travel Diary

【フィリピン】経済金融の中心・首都マニラのマカティ地区はモール天国

近年経済発展が目覚ましいフィリピン。その首都であるメトロ・マニラの中にあって、特に金融・ビジネスの中心地であるマカティ地区は、1970年代からフィリピンの大財閥の1つであるアヤラ一族によって開発されてきました。

開発を続けてきた結果、現在は60階、70階建てのビルが多く林立し、駐在員が多く住んでいることもあり高級住宅街としての地位を確立しました。

そして、人が集まるところにモールあり。小さな地域にいくつものショッピングモールもできて、昼夜問わず常に人で溢れている様は圧巻です。今回は、そんなマカティ地区のいくつかのショッピングモールについて紹介します。

かなりおかしい?!フィリピン人の金銭感覚

フィリピンの方は、日本人からすると購買感覚というか、金銭感覚がかなりおかしなことになっています。
お給料が入ると、当日や数日のうちにその大部分を使い切ってしまう人がほとんど。パーッと使って幸福感を味わい、お給料日前はとても質素な生活を送る、なんてことになっています。

そういった国民性からか、お給料日が月に2回ある会社も少なくありません。けれども、こういった感覚だからこそ購買意欲がとても強く、それが経済発展の源にもなっている部分があります。

そんなフィリピン人の性格を胸に止めつつ、記事内のモール内の描写をご覧いただければと思います。

庶民派のモール SMマカティ

ペニンシュラ、シャングリラやラッフルズといった高級ホテルが建つ中に、4つのショッピングモール、デパートが軒を並べています。その内の1つ、SMマカティショッピングモールは、誰もが利用しやすい庶民派のモールになっています。

庶民でも利用しやすいことからか、モール内は平日の昼間でも大混雑。ワゴンセールの前などは、年末年始の日本の風物詩、福袋の争奪戦を見ている気分でした。

どの階も人が多いですが、特に100均のようなお店が大人気。質はそれなりですが、やはり安いものが魅力的なのは国を越えても同じですね。
モール内を歩いて一通り見て回りましたが、どこも混んでおりお祭り状態。そして、現地の方は皆楽しそうでいい表情をしていました。

[SMマカティマカティの情報]
住所:Palm Dr, Makati, Metro Manila, フィリピン

ハイブランドも要する グロリエッタ

グロリエッタはSMマカティの道を挟んですぐ隣に位置します。この辺りのショッピングモールは近いために、モール同士の人の行き来が激しくなっています。

グロリエッタの特徴は、ハイブランドもあればロープライスのブランドもあり、幅広い層の取り扱いがあること。賃金はだんだんと上がってきたとはいえ、まだ日本平均年収の3分の1くらいなので、ハイブランドは高嶺の花で気軽に買えるものではないと思います。

グロリエッタは、フィリピンでの小金持ちも訪れる、ハイブランドも備えるモールという位置づけになります。

[グロリエッタの情報]
住所:Ayala Center, 6811 Ayala Ave, Makati, 1226 Metro Manila, フィリピン

日本のモールの雰囲気に近いグリーンベルト

グリーンベルトはSMマカティ、グロリエッタとマカティ通りを挟んだ向かい側にあります。両モールからは、マカティ通りの上を通る歩道橋を通じて行き来することが可能。この通路も連日とても混雑しており、ちょっとした満員電車状態です。

グリーンベルトは1~5までの区画があり、それぞれに特色あるテナントが。SMマカティなどとは少し趣が異なり、高級店がありつつ遊べる要素も多く含むショッピングモールになっています。おしゃれなショップやカフェが多く入っていて、お台場の某モールの雰囲気に近いかもしれません。

オシャレなテナントが多く入っているためか、老若男女問わず多くの人が訪れますが、気持ち若者が多い印象を受けました。

最も印象的だったのは、モールの真ん中に設けられた中庭とイベントスペース。その名の通り緑が多く、イベントスペースではボクが訪れた時にはゴスペルを合唱していました。

また、夜のモールも活気に溢れていました。昼間は蒸し暑いフィリピンですが、夜になると過ごしやすくなり、人も多く外に出てきます。地元で人気のレストランやバーも多く入っているので、夜はディナーを楽しみに訪れる人も多くいました。

[グリーンベルト]
住所:Legazpi Street, Makati, Kalakhang Maynila, フィリピン

洗練された高級路線 センチュリーシティモール

アジア初のトランプタワーに隣接する、センチュリーシティモール。マカティ中心部からは徒歩15分ほどで、周辺にはヴェルサーチェのコンドミニアムが建つなど、高級住宅地の中に位置します。

モール入り口では荷物の中を簡単に見られ、金属探知機をかざされる程度ですが、簡易セキュリティ検査があります。
中はとても空調が効いていて、蒸し暑い外から中に入ると天国のよう。2013年に開業したので、まだ建物全体がキレイです。

1階部分は飲食店が中心。フィリピン料理だけでなく、日本や韓国のお店、欧米のお店など馴染みのあるものが食べられるのが高ポイント。その他の階には、衣料品や電化製品のお店、さらには映画館まで備わっています。

屋上も数店舗、飲食店が軒を連ねています。
オシャレなカフェもあるので、歩き疲れたらここでブレイク。チョコレートパフェはボリュームたっぷりで絶品でした。

[センチュリーシティモール]
住所:Century City Lifestyle Center, Kalayaan Ave. cor, Salamanca St., Brgy. Poblacion, Makati, 1210 フィリピン

モール天国のマカティ 高級路線から庶民派まで

マカティにあるショッピングモールの内、4つを紹介させていただきました。
それぞれターゲット客層が少しずつ変わっており、バラエティに富んでいるので、すべてのモールをハシゴしても面白いのではないでしょうか。

また、マニラには「モール・オブ・エイジア」という、毎日の来客数がデ〇ズニーランド越えるアジア最大のモールもあり、まさにモール天国。フィリピン人の高い購買意欲を満たしている、生活に欠かせない場所となっています。

もはやテーマパークのように趣向を凝らしているモールもあるので、全モールを訪ね歩くのも楽しいと思います。

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