Travel Diary

都心から90分 絶景もパワースポットも楽しめる大山の山頂まで行こう

都心から近い登山スポットとしては高尾山が有名ですが、初級レベルなので人も多く、登り甲斐もあまりないと感じませんか?
都心からも近くかつ登りごたえもあり、絶景とパワースポットの両方を兼ね備えている山を今回はご紹介します。

その名は「大山」。大山は美しい三角形をしており、古来より庶民の山岳信仰の対象として親しまれてきたパワースポット。山頂から遠く相模湾を臨む絶景と合わせてご紹介します。

大山ケーブルカー駅から大山寺へ

大山を登るメインルートは主に三段階に分かれています。大山ケーブル駅から大山寺までの一段目、大山寺から阿夫利神社下社までの二段目、阿夫利神社下社から本社までの三段目です。
この内、阿夫利神社下社まではケーブルカーでショートカットすることが可能。ですが、徒歩にもメリットがあり、相模平野を見渡せる素晴らしい景色は必見です。

大山ケーブル駅を過ぎると、男坂と女坂の分かれ道がやってきます。大山寺へは女坂からしか行けませんので、左の女坂方面へ歩を進めると、静かに流れる滝や緩やかに続く石段、女坂の七不思議に遭遇することができます。
20分ほど登ると大山寺本堂とケーブルカーの大山寺駅への向かう道へ。ここの最大のポイントは、下から見上げる美しい石段。頭上にドームのように掛かるもみじが、美しい花道を作っています。

大山寺

755年、聖武天皇の頃に開かれた「大山のお不動さん」と呼ばれる大山寺。巨大な山門の天井や梁には、とても細やかで繊細な彫刻が施されています。

お寺の前の石段では、秋になるとドーム状のもみじがとても鮮やかに紅葉し、名所の一つにもなっています。季節を変えて異なる時期に訪れてみると、また違った雰囲気を味わうことができ、印象が変わるのではないでしょうか。

大山寺から阿夫利神社下社

大山寺を越えると、女坂と言えども傾斜がさらにきつくなってきます。その分標高も高くなり、見られる景色も抜けのいい絶景へ。相模平野の奥まで望め、天気のよい空気の澄んだ日には相模湾が見られます。

さらに登っていくと、土と木の根がむき出しの険しい道になっていきます。そんな折に聞こえてくる、ゴォーっという機械の音。何かと思えば木々の間からケーブルカーが通過。
大山登山の中でも密かな人気スポットになっていますので、険しい山道を登ってきたご褒美をぜひ堪能してみてください。

阿夫利神社 下社から山頂へ

大山ケーブルカー駅から30分ほど登ると、ようやく阿夫利神社の下社が見えてきます。石段から後ろを振り返えると、相模湾の勇壮な景色が。よーく目を凝らすと江ノ島が見えます。

立派な社殿は標高700mの中腹に建ち、その昔は源頼朝など多くの武将たちの信仰を集めていました。また江戸時代には庶民に人気となり、大山参りが流行。常に人々の信仰を集めていたパワースポットになります。

大山山頂

下社の奥へ向かうと、鳥居の先に見える急こう配の階段。ここが山頂へ続く登山道のスタート。いきなりキツイ階段なのでびっくりするかもしれませんが、焦らずじっくり登っていきましょう。

山頂までは約2km、高低差は550m以上あるのでペース配分が重要になります。

40分ほど登ると少し開けた場所に出ます。富士見台と呼ばれており、晴れた日には富士山を望むことができますよ。富士山からパワーをしっかりもらい気力回復!あと半分です。

下社から登ること約90分。ついに山頂に到着。
山頂には阿夫利神社の本社と奥の院がこじんまりと鎮座しています。きっと昔の方達も登りきった達成感と共に祈りを捧げていたのではないでしょうか。

山頂は広いのですが、お昼時は大混雑。美しく抜けた景色をおかずに皆さん昼食をとっており、一番混雑する時間帯になります。

登山中の絶景と各所にあるパワースポットでいい気持に

大山の絶景とパワースポットの充実ぶりは伝わりましたでしょうか。
山頂付近は難易度の高い場所もあるので、ゆっくりご自身の体力と相談しながら登ってみてください。登りきったあとの山頂からの絶景は、最高のご褒美!都心からも近いので日帰り登山スポットとしておすすめです。

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

これまでに訪れた国

PAGE TOP