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トレッキング初心者におすすめ!長野・上高地の靄に霞む神秘的な風景

トレッキング初心者の方に一番のおすすめは上高地。
どの場所も美しい絶景に彩られ、トレッキングコースは起伏が緩やかで、道も整備されて歩きやすくなっています。

今回はトレッキング初心者の方に、自然を歩く魅力にハマってもらうために、上高地の美しい風景をご紹介します。

自然の猛威と恵みをもたらす焼岳

上高地エリアに入るとまず目に飛び込んでくるのが、一際高く山肌が一部むき出しになっている焼岳。
北アルプス唯一の活火山であり、時折噴煙をたなびかせる姿は美しくもあり、自然への畏怖も感じさせます。

焼岳は記録されているだけでも数十回の噴火を繰り返しています。付近の人々にとっては猛威になりますが、それだけでなく恩恵も数多くもたらしてくれています。
その代表が温泉。上高地温泉をはじめ白骨温泉など、トレッキングで疲れた身体を休めることができる場所を豊富に作り出してくれています。

数時間で突然現れた大正池

長野県側から入ると、上高地で最初の見学スポットとなるのが大正池、エメラルドグリーンの不思議な色をした水をたたえる大きな池です。際立つ池の水の色に目を奪われてしまいがちですが、立ち枯れた木々にも目を向けて欲しい所。水面から突き出して立っている姿が幻想的です。

大正池は大正4年に突然現れました。焼岳の噴火による泥流で梓川がせき止められ、数時間のうちに形作られたそうです。

緑豊かな静寂の中に広がる落ち着く景色に、皆さんゆったりとした歩調に足を緩めます。大正池とその向こうに見える焼岳の絶景に心掴まれ、すぐに上高地のファンになると思います。

常に大渋滞 爽やかな景色臨む河童橋

バス停から5分ほど歩くと見えてくる美しい木製の吊り橋。梓川に掛かった河童橋は上高地のハイライトの一つです。
橋の上からの眺望はトレッキングの醍醐味。360°緑の山々と木々に囲まれ、橋の下にはエメラルドグリーンの清流と、河原の砂利畳のコントラストが鮮やかで心を持っていかれます。

また遠くに見える穂高連峰など、どこを切り取っても風光明媚な景色が感動的です。

メインコースから臨む穂高連峰

上高地の初心者向けのメインコースは、河童橋から明神池の間。梓川を挟む遊歩道を周遊するものとなります。
河童橋の右岸ルートは、比較的高い木の生い茂る砂利道。左岸ルートは木組みの桟橋があったり、湿地の中を散策するようなアドベンチャー感溢れるルートになっています。

梓川の清流に触れ、穂高連峰の遠景をじっくり堪能したい場合は右岸ルートがおすすめ。
一方、上高地に咲く草花や冒険しているようなドキドキ感を味わいたい場合は、左岸ルートがおすすめです。
行きと帰りで別のコースを楽しめるので、自分の好みのコースを探ってみてください。

神宿る神域 明神池

上高地観光のもう一つのハイライトが、静謐な空間に包まれる明神池。一之池、二之池の大小二つの池からなり、池のほとりに穂高神社の奥宮が鎮座する神々しい雰囲気の漂う神域になります。
朝早くに訪れると、朝靄がかかりとても幻想的な光景を見られることも。気象条件が整わないと見られないので、出会ったらラッキーです。

明神池は別名「鏡池」「神池」とも呼ばれ、風が凪いでいる時にはその名の通り鏡面のように綺麗な姿を見せてくれます。池を囲む針葉樹や奥にそびえる明神岳が映り込み、神様の存在を感じる神秘的な光景に目を奪われてしまいます。

また、毎年10月8日には穂高神社奥宮例大祭(明神池お船祭り)が開催されています。装飾された二艘の御舟が、平安装束を纏った神官を乗せて進んでいく珍しい光景が見られます。

上高地温泉

河童橋まで戻ってきたら、梓川の焼岳側の散策道をバスターミナルの方へ戻ってみましょう。ウェストン碑の付近に日帰りで温泉に入れるホテルが3つあります。
泉質は単純温泉と同じになりますが、施設のグレードとそれに伴う料金がそれぞれ異なるので、ご自分の好みに合わせて選んでみてください。どの温泉も上高地の素晴らしい景色を楽しめます。

[上高地への行き方]
・マイカー
中央自動車道で岡谷JCTから長野自動車道へ入り松本ICで降りる→国道158号線で上高地方面へ約1時間→沢渡駐車場にて、バスまたはタクシーに乗換え。
・電車
東京方面からは特急あずさを利用・名古屋方面からは特急しなのを利用・大阪方面からは新幹線で名古屋まで行き、特急しなのを利用→中央線松本駅下車で路線バス(1日1便)で上高地へ。または松本電鉄乗換えで、新島々まで行き、路線バスに乗り換えて上高地へ。

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