旅行の醍醐味の1つ、人によっては最優先事項にもなるホテル。確かにエコノミーのホテルよりも、ラグジュアリーホテルの方が疲れの取れ方もまったく異なり、気分の上がり方も違ってきます。
そしてモロッコでは普通のホテルでもいいですが、モロッコならではの宿泊施設があります。
それが「リヤド」。モロッコへ旅したのなら、絶対に泊まりたいお宿。星も4つか5つと、クオリティの高いお宿となっています。
本記事では、リヤドの魅力、どの様な宿泊施設なのかを、実際に泊まったアンサナ リヤドコレクションを例にご紹介します。
リヤドってどんなホテル?
リヤドはモロッコの伝統的な邸宅を改装したホテルのことで、「庭を囲って住まうかたちの伝統的な中庭式住居」というのが正式な定義のようです。王族の別荘を改装したものが多く、何部屋もある大豪邸にお泊りしに来た感覚が味わえます。
そのため、大手ホテルチェーンのホテルとは大きく異なり、隣の部屋とも心理的な距離が近く、アットホームな印象を受けるでしょう。
リヤドにもよりますが、多くのリヤドには定義の通り中庭があります。ボクの泊まったリヤドは別館だったので、全部で7部屋程度の大きくはないところでしたが、1階の真ん中にはプールが!
小さめなので泳ぐことはできませんが、癒しの空間に花を添えていて、あるのとないのでは印象が大違いだったと思います。何より写真映えしますしね。
別館なのでそれ程広くない、と言っても7部屋プラスロビーやキッチンもあり、1棟としてはかなり大きな豪邸。宿泊中はとてもテンションが上がりました。
伝統的なリヤドのお部屋
客室がどの様になっているのか見ていきましょう。
ボクが泊ったリヤドは室内に木が多く使われており、外観の色に似せてブラウンで統一されていました。
部屋にはキングサイズのベッドとテーブルが置かれ、2人で泊まると荷物が広げにくく若干狭く感じます。
ホテルということもあり、1室1室にトイレ、バスが備え付けてあります。
バスタブはなく、シャワーのみ。トイレは目の前がすぐ壁で、こちらも狭い印象でした。また、お風呂はシャンプー/リンスがないホテルもあるので、モロッコのに滞在の際は持参した方がいいでしょう。
洗面台は広くも狭くもなく、という感じ。歯ブラシや櫛などのアメニティはしっかり揃っていました。この部分は信頼できるポイント。また、水回りも排水など問題なく安心できました。
そしてよく分からないけれど、テンション上がったのがこの小スペース。完全にカップル用のスペースで、密着度はめちゃくちゃ高くなりますね。恋人で来てこの部屋に当たったらラッキーです。他の部屋にはないそうなので、色々楽しみましょう♪
テラススペースになっている屋上
リヤドの屋上はテラススペースになっています。リヤドの中央部分は吹き抜けになっているので、屋上中央部も穴が空いておりスペースが限られていますが、ビーチベッドが備え付けられているので、日光浴し放題です。
そしてちょっと驚いたのが、屋上の隅っこにちょこんとあるジャグジースパ。利用はしませんでしたが、夜に入ったら気持ちよさそうですね。
専用バトラーがサーブしてくれる食事
・朝食
大きなリヤドでしたら大抵レストランが併設されているので、そこで朝食をとることになります。しかし、ボクが泊ったアンサナ リヤドコレクションの別館はレストランがなく、屋上での朝食となりました。
別館専属のスタッフさんが何人かいるので、別館にある簡易キッチンで調理。卵料理はスクランブルエッグ、ポーチドエッグなど好きなものを調理してくれます。
青空の元でいただく朝食は本当に最高。爽やかな朝のひと時を過ごすことができ、とても満足な朝食タイムでした。
・夕食
夕食は本館のレストランで。半個室だったのですが、雰囲気がとてもよく、食欲がそそられます。
お料理はモロッコ料理をアレンジしたもので、一皿一皿丁寧に調理・盛り付けされていました。タジン鍋もモロッコの他の場所で食べたものと味付けが異なり、様々なスパイスを使った風味が鼻に抜けて、とても美味。
このレストランでの食事が、モロッコ滞在中で一番美味しかったです。
お値ごろなリヤド泊 絶対におススメ!
モロッコのホテルの中でも、リヤドと呼ばれるホテルはどこも豪華。5つ星では1室5万円以上するリヤドもありますが、4つ星でしたら2万円いかない程度で泊まれてしまいます。
それなのに、充実の設備とおもてなしで満足度は抜群。モロッコに来たら、少し贅沢をして1泊は泊まってみてください。
きっとお値段以上の価値を感じると思います。
[アンサナ リヤドコレクションの情報]
住所:1,2,4 Derb Abbes El Fassi 40000, Marrakech 40000 モロッコ
電話:+21 2-5243-88905
アクセス:ジャマ・エル・フナ広場から徒歩約7分
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