再び車に乗り込み、日の出を見たアンコールワットへ。
朝の静謐な雰囲気とは一変して、どっしりした外観に圧倒されてしまう。
アンコールワットは12世紀頃に建てられた、クメール王朝の遺跡だ。
仏教とヒンドゥー教の要素や世界観が折衷されている、かなり珍しい造りになっている。
そしてシェさんの先導で中へ。
お堀の池を渡す橋を進んでいく。
あれ?左の方にも石造りの橋があるけれど、あれは何ですか?
シェさんに聞いてみると、本来は左側の石造りの橋が本物らしい。
そちらの方は現在修復中なので、今ボク達が渡っている橋は仮設のものだ。
確かにプラスチック製の中空になった浮きが、橋の様に繋がっている形だ。
ジャンプするとぷくぷく浮かんだり沈んだりする感じが面白い。
さて、前を見ると入口が5つある。
本物の橋が伸びている真ん中の門は王様が通る門だ。
その両脇にある門は兵士が通る門らしい。
真ん中の門をくぐる。
中に入ると目の前に袈裟を掛けられた像が屹立している。
この像は本来金箔で全身化粧をされていたんだって。
そのまま真っ直ぐ進み、外へ。
朝も一人で通ったルートだね。
ここからは第2回廊、第3回廊の方まで伸びている参道が正面にしっかり見える。
200mほど進むと、第2回廊に到着だ。
回廊の入口はこちらも門になっていて、入った所で左右を見ると天井付きの回廊になっている。
これらの天井はアンコールワットが発見された時には崩れていたらしいが、現在は復元されて綺麗なアーチだ。
さらに奥に進む。
と、シェさんがスマホを貸して、というので渡す。
人だかりができている床にはマークが。
ここは東西南北が1度の狂いもなく正確に設計された建物なので、この場所にスマホのコンパスを置くと「0」の表示になる。
おぉ、すごい。
本当に1度の狂いもなくぴったりだ。
そして今度は床に置いたスマホをカメラモードへ。
今度は何するんだろ?
そしてカメラに向かって皆で覗き込む。
おお、ボクら5人の顔がいい塩梅で写っている。
そして今度はそれぞれがピースサインをすると、星型に!
すごい、めっちゃ感動的なテクニックだ。
ガイドさんはホントにすごい写真テクニックをいくつも知ってるな。
さて、人だかりがさっきよりも多くなってきた。
やっぱり中国人が多いみたい。
そして次のスポットへ。
さらに進んで第2回廊を抜けると、外の空間に出た。
目の前には大きな尖塔がある。
どうやらこれが第3回廊らしい。
ふぅ。
それにしても暑い。
午後になってきて日差しがピークになってきている。
前を見ると列が。
この列が第3回廊に入るための列らしい。
だいたい15分待ちくらい。
ジリジリする中、ただ体力が奪われていく。
小さいタオルを持ってきたが、午前中からずっと汗を拭っているので、けっこうビショビショだ。
それだけ水分抜けてるのか。
ホテルから持ってきた水を、普段より多めに飲む。
ようやく、ボクらの番が回ってきた。
どんな景色が見られるんだろうか。
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