みな、それぞれ戦利品を手にしている。
何か買おうかと思ったけど、これらの革製品を実際に使う機会がなさそうだからやめた。
お店を出ようとした所で、異常事態発生!
ひーさんが、お店のスタッフに絡まれている。
どうやら結婚しよう、って言われているみたいだ(笑)
みーさんも体調良くないのか、ボーっとして肩を抱かれたままになっている。
ほら行くよ!
けっこう引き剥がすのに時間がかかった。
冗談の癖に意外にしつこかった。
階段を上り、外へ出る。
おっと、もう完全に日が暮れている。
元々薄暗い路地は、完全に真っ暗に。
所々に点いている街灯が、オレンジ色に進む先を浮かび上がらせている程度だ。
通路を曲がったり、真っすぐ進んだり。
しばらく行くと、列の先頭が脇の店に入って行く。
今度は何のお店だ?
店の中には、ジュラバがたくさん吊るしてある。
どうやらジュラバやガンドーラのお店みたい。
と、店の奥には機織り機。
そこに男性が座り、機織りを実演する。
なんだこのパフォーマンス的なものは。
カメラを向けると、ちゃんとポーズまでとる。
パフォーマンスと説明が終わった後は、またお買い物タイム。
みな砂漠用のジュラバは買っているはずなので、その他の種類を買うのかな。
ボクと比嘉さん、ひろしの男性3人は、男性用のものが売っている2階へ連れていかれる。
あ、あれボクが買ったガンドーラと一緒だ。
これいくら?
「800MDH」
は?めっちゃ高いじゃん。
シャウエンで350MDHで買ったよ。
「それは機械で作ったやつ。これはハンドメイド」
んー、見た所、縫い方や布も、全部ボクが買ったのと同じだよ。
このお店は高すぎるね。
1階に降りて、店内の商品を一通り見て回る。
このスカーフいいかも。
風で砂の舞う砂漠には、砂除け日よけでスカーフがベルベルスタイルらしい。
店員さんが、スカーフの巻き方を実演してくれる。
けっこう単純なんだけど、一人で巻くのは難しそうだ。
ガンドーラが青なので、青色と合わせるか、まったく異なる色にするか。
たくさん積んである生地をめくって、色を確認していく。
これいいかも。
選んだのは、黒ベースで赤のグラデーションが入ったものだ。
ボクの好きなカラー。
正直、青のガンドーラに合うかどうかは分からない。
でも、これにするよ。
いくら?
「250MDH」
本当に、高いね。
いや、100でしょ。
「no, no, no」
じゃあ、150は?
言いうと、急に手を引っ張られてレジの方まで連れていかれる。
急に小声になって、150でOKと言ってくれた。
他の店員にばれない様に、売上金ちょろまかしているんじゃないか?
多分そうなんだろう。
高く売った分だけ、自分の懐に入る額が大きくなるわけだ。
周りを見ると、やっぱり皆交渉している。
時間はすでに20時を回っている。
店員さんも、早く帰りたいのだろう。
値下げしようとすると、あっという間にどんどん安い値段になっていく。
じゃ、買わない、って言うと、いきなり半額になったり。
きっちゃんは、そんな瀬戸際の交渉をしているようだ。
ジュラバとスカーフで700と提示されたものを、最終的には250にまで下げた。
これは驚き!
「はい、では次行きますよ」
ヤマニーさんの先導で、次なる場所へ。
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