Travel Diary

モロッコ バラを使ったモロッコの有名な特産品

昼食を頂いたアイト・ベン・ハッドゥから約1.5時間。
だいぶ走ってきた。

「この辺りはバラ街道といって、5月にはたくさんのバラが、この通り沿いに咲くんですよ~。それとバラのお祭りも各地で開催されますねー」

ほお、バラ街道か。
確かにこの街道の両脇には、たくさんの木が植わっている。
モロッコ南部でこれほど緑のたくさんある風景は珍しいものだ。

ほどなくして、バスが街道脇のお店の前で停まる。
休憩がてらのお土産屋さんストップだ。

お店の看板には、「バラ」と日本語も表示されている。
ツアーで必ず連れて行かれる、ツアー会社と提携しているお土産屋さんなのだろう。

こういうお店は商品のクオリティは確かだけど、値段は高い。
そして値切りも微妙にできない感じだから、お得感はないんだよなぁ。
とりあえず、お店の中見てみよう。

お、いい香り。
お店の中は、ほんのりバラのいい香りがする。

中に入ると、お店の壁にはバラ商品がキレイに陳列されている。
バラの香水から、石鹸、肌に塗るクリームなど、女性向けの商品がほとんどだ。

皆サンプルを手に塗りながら、香りを楽しんでいる。

お店の中でも特に人気というか、推しの商品はローズウォーター。
衣服に振りかけて香りを纏うこともできるし、部屋に散布するのも良さげないい商品だ。
ちょっと良いかも、と心が揺れ動く。

まあ、確かにいい匂いなんだけど、うーん。
買うかどうかと言われたら、やっぱ微妙かも。
ばら撒き用にどれか選ぼうと思ったけど、もらってもあまり嬉しくないものが多いかな。

、、、やめておこう。

皆が買い物を終えるまで、とりあえず店内をブラつく。
お店の中にはバラ商品の他に、ヒスイなどの石や銀細工の食器、木彫りの工芸品なども売られている。

うん、何か日本人がプロデュースしたお土産屋さん、って匂いがプンプンする。

女性陣は何らかしら買ったみたい。
買い物が終わりお店を出て、隣接するコンビニみたいなお店に皆で入る。

へぇ、これ面白いお店だなぁ。
お店の中には、スナック菓子やチョコレートなど、お菓子がいっぱい。
壁だな一面お菓子がびっしりだ。

けれど、気になるのは値札がないことだ。

「なぁなぁ、このアイスいくら?」
みーが東洋系のお店のスタッフに尋ねると、
「・・・20MDH」

「ぜったい今考えたやろ!」
あはは、うん、ボクらの足元見て、今考えてたよねw
20MDHは高いよ。

「同じようなアイス、モロッコで最初に寄ったコンビニに10MDHくらいで売ってたで」
そうだよね、確かそのくらいの値段だった。
みーが値切りを試みるも、店員さんも譲らない。結局、折り合わず買わないみたいだ。

そろそろ行こうか。
イッサン、アッサンを探しに、バラショップの反対側のお店、カフェのようなところへ足を向ける。

イッサン、アッサンは同じガイド仲間なのか、誰かと話しながらコーヒーを飲んでいるじゃないか。
ま、ボクらも時間気にせず、散々お店の中見てたから何も言えないけどね。

イッサン、アッサンがコーヒーを飲み終わったので、アイト・ベン・ハッドゥへ向けて再び出発。

あまり変わり映えしない景色の中を進んでいく。

「ワルザザード見えてきました~。ここ、私とアッサンの街です」
モロッコ南部最大の都市、ワルザザード。

事前に調べた所だと、砂漠の民ベルベル人が多く住む街だ。
もちろんイッサン、アッサンもベルベル人。
街出身のベルベル人はとても人懐っこく、すぐ仲良くなれそうな明るさだ。

一方で、昔ながらに砂漠で生活しているベルベル人は、けっこうシャイな感じらしい。
クレイジージャーニーという番組で見たが、青の民と呼ばれるトゥアレグ族は、サハラ砂漠で生活する伝統的な暮らしぶり。
ほとんど言葉を発さず、何か尋ねられたら答えるくらいの、寡黙な民族という印象だ。

日本でも、関東人と関西人は性格の特徴が異なっている。
ベルベル人は北アフリカに広く散らばっているので、民族ごとに特徴もかなり違うのかもね。

ワルザザード市内も見てみたかったけど、スルー。
さらに進んで行く。

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