おっと。
伊佐さんが戻ってきたようだ。
これで皆揃った。
「皆揃った?それじゃ行こっか」
皆支度もできていたので、伊佐さんの掛け声でホテルを出発する。
「買い物したいけど、そろそろ現金もなくなってきてることだし、両替しに行こー」
確かに。皆ぼちぼちモロッコディルハムが尽きかけている。
特に女性陣は、小物やジュラバなど、色々買いこんでいるから厳しいに違いない。
ボクも日本円に換算して、あと1000円ちょっと。
何を買うかは特に決まっていないけど、広場を見渡せるカフェには絶対に入るので、飲み物を買うだけのお金は必要だ。
あとは、小物を買うかもしれないから、ちょっと換金しておこう。
ホテルからジャマ・エル・フナ広場へ向かう。
通常のスピードで歩いているが、ぷかが遅れがちだ。
比嘉さんがそれに気づき、ぷかと一緒の速度で歩いてくれる。
優しいなぁ。
広場へ続く通りで、両替所を発見!
しかも日本円から直接モロッコディルハムに両替えできるなんて、貴重だ。
レートがいいのかよく分からないけど、他になさそうなのでここで両替えをしないと。
皆5000円とか1万円を両替え。
まだそんなに買うのか。
マラケシュに来る間までにも、かなり買っていたのに。。。
購買意欲旺盛だなぁー。
皆のお金をまとめて、日本円からMDHへ一括で両替えする。
戻ってきたMDHを、それぞれに分配。
これでお金の心配はなくなったね。
それじゃ、ジャマ・エル・フナ広場に向かおう。
2分ほどで広場に到着。
「そうしたら、一旦7時まで自由行動ね。それぞれ行きたい所に行って、7時にこの辺に集まろう!」
よっしゃー!了解。
ボクは、まずスークの探索をしてみよう。
昨日の夜、皆で少し見て回ったけど、もう少し奥の方まで行ってみたい。
あと、綺麗なサンセットを撮ってみたいんだよね。
お、比嘉さんとぷかも写真撮りたいって?
それじゃ、18:00過ぎにあそこのカフェの3階で落ち合いましょ♪
ぷかはカフェ巡り、他の皆はスークで雑貨探しをするみたいだ。
それぞれ目的も異なるので、ここで一旦解散だね。
さて、どこまで深く進もうか。
アテはないけど、行ける所まで行ってみよう。
アーケード状になっているスークを進んで行く。
通路の両脇には、革や銀細工の食器などを取り揃えているお店が、所狭しと並んでいる。
雑貨に興味があればお宝の山に見えるのかもしれないけど、うーん、興味があまり引かれない。
その他にもスパイスのお店や、携帯などの電子機器を売っているお店など、バリエーション豊富だ。
しばらく歩くと天井がなくなり、外に出る。
スークとスークの間の、ちょっとした広場だ。
この広場にもお店が並んでいて、辺りにはカフェやホテルが建っている。
どの建物も赤茶色で、映画のセットのような雰囲気がいい感じだ。
物を買わなくても、この雰囲気だけで楽しめる。
さて、もっと奥に行ってみようかな。
※
細い路地は、すれ違うくらいの幅しかない。
今はまだ明るいからいいけど、夜になったら一人で歩くのはさすがに怖いな。
この辺を歩いているのは、地元の人か僅かに観光客の欧米人。
日本人にはまったく会わないね。
っと、ひと際広い場所に出てきた。
あれ?ここはジャマ・エル・フナ広場の端っこかな?
少しずつ曲がりながら進んでた感じはしたけれど、広場の西側から進んで行って、北東側に戻ってきたみたいだ。
ちょうど半円を描くように進んだんだね。
日の入りまでは、あと20分くらいか。
そろそろカフェに入ろうかな。でないと写真を撮れる席が埋まってしまうかもしれない。
比嘉さんぷかと待ち合わせたカフェに入ってみる。
1階はテラス席と建物の中に入ったテーブル席だ。
中はそんなに綺麗ではないけど、汚くもない。日本のファストフード店よりも、ちょいボロい感じかな。
うお!
めちゃくちゃ賑わってる!
ワクワクするなぁ。
一直線に階段に向かい、3階へ上る。
踊り場もなく、直接階段から屋上へ出るタイプだ。
最後の数段は、上を見上げると空が直接見える。
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