寺院を後にし、駐車場まで5,600mの道をまた下る。
地味に暑いし体力・時間を消耗するんだよね。
時間はすでに1時を過ぎている。
駐車場に到着し、改めてジュウさんの車を正面から見てみると、鉄のものの飾りが。
これ、走っているうちに飛んでいかないのかな。。。
車に乗り込み、次の目的地に出発だ。
と、ジュウさんがダッシュボードからカップケーキを取り出す。
「奥さんが用意してくれました。一つどうぞ」
おぉ、ありがとうございます。
車の中めっちゃ暑くて傷んでないか心配だけど、ありがたくいただきます!
お、美味しい。
手作りなのかな?生暖かいけど、甘さが空いた小腹にしみる~。
「それでは、次はキンタマーニ高原行きますね」
キンタマーニ高原は、今日訪れる場所の中でも、かなり楽しみにしているスポットだ。
ブサキ寺院の西側2,30kmの場所一帯が高原で、バリ島随一の景勝地として有名なんだよね。
車は山道を登ったり下ったり。
この辺りは起伏が多く、道も曲がりくねっている。
あー、やばい。
眠い。
今日はなんだかとても眠くなる。
助手席に乗っているので、直射日光が当たる。
その暖かさのせいなのかな。
ダメだ。。。
ジュウさんには悪いけど、意識が保っていられない。
zzz
zzzzzz
っと。
20分程落ちていたか。
気が付くと、右手に美しい湖が見える。
そしてブサキ寺院から約1時間。
キンタマーニ高原入り口の料金所で、入場のお金を払い、車は展望デッキへ。
「ここで降りてください。車は100m先に停めるので、ワタシそこで待ってます」
OK.
じゃあ、写真撮り終わって景色を堪能したら、駐車場の方へ行くね。
車から降り、展望デッキへ。
これは絶景だ!
めちゃくちゃすごいパノラマじゃん。
2つの山に挟まれ、水をたたえたバトゥール湖の深い青色が、美しく映える。
いわゆる典型的なカルデラ湖だね。
左側の山がバトゥール山か。
1917年に大きな噴火をしたようで、その時に流れた溶岩の跡が、今でも黒々と見ることができる。
周りは緑に囲まれているのに、溶岩の部分だけは今も黒い。
本当に美しくて、写真を撮る手が止まらないな。
観光地によくいる、物売りが寄ってくるけれども、それどころじゃない。
この美しさに、こちらは目が離せないんだ。
高原というだけあって、ここも標高が高い。
空気全体が少し冷んやりしていて、地上よりもだいぶ過ごしやすいな。
20分くらい景色を堪能していただろうか。
そろそろ行かないとジュウさんも心配するかな。
名残惜しいけど、後ろ髪を引かれつつ駐車場の方へ。
角度でちょっとずつ変わる景色に、やはり写真が止まらない。
お天気がよくて、本当によかった。
曇っていたり雨だったら、こんなキレイには見えないからね。
ジュウさん、お待たせしました。
「はい。楽しめましたか?それじゃ、これからお昼ごはん行きます」
はーい。
レストランに向かうため、再び車に乗り込む。
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