寧夏夜市の熱気の脇、雑居ビルの1階に入り口のある地元のご飯屋さんへ向かう。
店員さんに2名ということを伝えると、2階に上がるように言われる。
お、2階にも席があるのか。
蒸した外気が入ってくる1階から、階段で2階へ。
お、2階は冷房がほどほどに効いているぞ。
店員さんに奥の方の席に通される。
テーブルや床は汚いなぁ。
まあ日本が綺麗すぎるのかな。
海外だとこんな感じが普通だ。日本にずっといると清潔さの基準が上がってしまう。
店員さんが持ってきてくれた、日本語用のメニューを見る。
なに注文します?魯肉飯はマストとして。
「メニューが漢字で、微妙にイメージつくけど分からないなぁ」
この豚の金玉面白そうじゃないですか?
メニュー自体20個くらいしかないが、その中でもインパクトのある豚の金玉が目に飛び込んできた。
美味しいのか分からないけど、どんな感じかちょっと食べてみたい。
「うーん、面白いけど美味しいのかな?」
全然味のイメージつかないですけど、チャレンジしてみましょ♪
先輩を強引に説得して、注文伝票に「1」を記入。
そして魯肉飯には「2」を書く。
「あと、この青菜頼もう。他の人もけっこう頼んでるし」
はーい。
青菜に「1」。
とりあえずこれで注文しますか。
店員さんに注文伝票を渡し、店内の様子を見渡す。
うん、やはり衛生的にあまりよろしくないな。
くっ。
すごい人発見。
右後ろのテーブルに、お婆さんが一人でやってきていたのだけど、牛骨麺をむさぼり食べているんだよね。
まあ、それは良いのだけど、肉にむしゃぶりついて肉がなくなった骨を、テーブルの上に直に置いている。
せめてティッシュの上に置くとか、じゃなかったら丼の脇に置くとかすると思うのだけど、机の上に直置きはびっくりだ。
などと先輩と話していると、注文した品が来た!
どれも美味しそうだ♪
まずは一番食べたかった魯肉飯から、いただきます。
うん?
あれ?なんかイメージしていたものと味が違う。
肉そぼろがご飯の上に乗っているのだけど、味がほとんどないや。
もっとお肉に醤油っぽい味付けがされているのかと思ったのに。
ただ、これで約50円というのは安くてとても嬉しい。
器が小さめなので、バクバク食べるとすぐになくなってしまう。
次に豚の金玉スープ。
蓮華でスープの中から金玉をすくい上げる。
見た目は、、、何とも言えない。
何か生臭そうだな。
とりあえず、食べてみるか。
スープと一緒に口の中に入れる。
食感は、最初はプチっとした感じで、外側の膜が破れる感じだ。
そして中は形容しがたいな。固いプリンといったらいいかな。
味は、まろやかなんだけど、生臭さはまったくない。
意外に美味しいかも。
けれど、たくさん食べていたら気持ち悪くなりそうだ。
そして最後に青菜。
お皿の端っこに付け合わせてある、ソースを絡めて一緒に口の中へ。
?!
うまいっ!うますぎるっ!!
何このソース。ただ炒めただけの青菜が、劇的に味変する。
多分、ベースが醤油でそこにニンニクなどで風味付けしているのだろうけど、抜群な美味さになっている。
これ止まらないわ。
「うお、何これ!めっちゃ美味いじゃん」
ですよね。お、そうだ。これを魯肉飯のお肉に絡めたら美味しいんじゃないですか?
ソースを少し箸に取り、魯肉飯のお肉に乗せてご飯と一緒に食べる。
!コレだ。これですよ!
完璧な味に一気に変わりました。
「ホントだ」
金玉スープにもソースを混ぜて食べてみる。
やっぱりこっちも美味しい。
まさに万能ソースだ。
このソースだけでも売れそうだなぁ。
あとはあっという間に完食。
ごちそうさまでした。
さて、他の2人のところに行きますか。
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