Travel Diary

【北海道】野生のシマフクロウを観察!羅臼のシマフクロウ オブザバトリー

北海道の観光で重要な要素となる豊かな自然と、そこに生息する様々な種類の野生生物。日本の約5分の一の面積を誇ることもあり、自然と生物の多様性が観光客を楽しませてくれます。

今回は北海道・羅臼で野生のシマフクロウを観察できる施設『シマフクロウオブザバトリー』をご紹介。シマフクロウを見られるかどうかは運次第ですが、見られた時の興奮と感動は、きっと想像を上回るものになると思いますよ!

大興奮!野生のシマフクロウを観察・撮影

・撮影スポット

シマフクロウの観察は、宿と食堂が併設されている小屋で行うことができます。小屋の前の川に人口の餌場が設置され、その餌場に溜まるお魚を目当てに、シマフクロウが夜な夜なやってくるのです。

夜行性であるシマフクロウが活動を開始し、餌場に近づいてくるのは日没後。毎日やってくるわけではないようですが、シマフクロウがやってくると、低いくぐもった鳴き声が聞こえることがあります。

鳴き声が聞こえたら姿を現すのは時間の問題。野生生物なので1時間以上姿を見せない時もありますが、早ければ20,30分で餌場の近くまでやって来るのではないでしょうか。

・シマフクロウの食事風景

シマフクロウの体長は羽を広げると1.5m弱になりますが、大きさに似合わぬ俊敏さで、一瞬で餌場に飛来してきます。餌場にやってくると淵に着地して川の中を覗くように観察。

タイミングを見計らって、頭を一気に突っ込む姿は正に野生の姿!本当に興奮します。

魚を捕らえると、くちばしまたは足でホールドし、周囲の様子を探る姿がまた野生を感じます。この時の鋭い眼光はしびれますね。射抜くような黄金の瞳に見惚れてしまいます。

外敵がいないと見るや、その場で食事。また近くの木へ羽ばたいていく姿が見られますよ。そして1回食事をすると、1時間くらいは木の上で休憩。場合によってはそのまま一晩現れないこともあるようです。

2019年時点ではオスとメスのつがいでおり、運がよければ2羽一緒にいる姿を見られるかもしれませんね。

 

・利用規則

野生生物ということもあり、警戒心も強いシマフクロウはとてもデリケート。観察時には下記ルールが設けられています。
※詳細はシマフクロウオブザバトリーのHPをご覧ください。(http://fishowl-observatory.org/facilities.html)

また、観察スペースに限りがあり、場合によっては満員で入れないことがあるかもしれないので、宿泊なしの観察時も事前に予約をしましょうね。

[利用規則]
■入場時刻
できるだけ日没時刻までに、遅くとも日没30分後までに入場が必要。日没30分を過ぎると原則として入場できません。
■退場時間
シマフクロウが立ち去ったタイミングで随時退場可能。
■駐車場所
車両は「鷲の宿」手前の駐車場に駐車が必要。山側が満車の場合は、川側に駐車することになります。
■観察撮影場所
観察撮影は、観察小屋および「鷲の宿」の客室からのみ可能。
■写真撮影のルール
写真撮影の際は、ストロボやオートフォーカス補助光は使用できません。三脚は観察撮影場所内であれば設置可能です。
※カメラの設定については「写真撮影」のページをご覧ください。

 

マフクロウオブザバトリーの施設

シマフクロウオブザバトリーの施設は主に2つ。宿泊場所として利用できる鷲の宿と、シマフクロウを観察できる小屋の観察施設です。夜通しシマフクロウの観察をする方は、鷲の宿を予約した方が体力的によろしいかと思います。

soto.sblo.comさんより

・鷲の宿

観察施設に併設されている宿泊施設で、民宿スタイルの1泊2食つき。いつ現れるか分からないシマフクロウは、時として深夜になってしまうことも。そんな時に隣に寝床があるのは大変心強いですよね。観察が終わればすぐに部屋に戻れる便利さがあります。

そして、泊りがけで観察する方は意外にも多く、週末の鷲の宿は大人気。じっくりとシマフクロウを見たい、見逃したくないという方は、宿泊施設の利用がおすすめです。

・観察施設

観察施設は川に水平になるように建てられており、長方形の長屋になっています。施設の約半分は宿の食堂も兼ねており、もう半分は完全な観察スペース。一列に並べば15人ほどは入るかと思います。

双眼鏡は自由に使うことができますが、カメラは持参になるので「写真撮影」のページを参考に、シマフクロウの雄姿が撮れるレンズを持って行ってくださいね。ボクはフルサイズ換算で150mm-400mmの望遠レンズを持って行きましたが、最大限に望遠して写真の大きさで撮れました。もう少し望遠できるレンズがよかったかもしれません。

[シマフクロウオブザバトリーの情報]
住所  :北海道目梨郡羅臼町共栄町鷲の宿
電話番号:0153-87-2877
URL   :http://fishowl-observatory.org/

 

とても感動的で魅入ってしまうシマフクロウの雄姿

初めて見るシマフクロウの姿は、本当に惚れ惚れするほどの気高さと美しさ、野生の力強さを感じるものでした。

しかし1回飛来すると10分くらいは餌場にいますが、一旦離れると1時間以上も来ないこともあり、かなり根気のいる待ち時間になることはご覚悟を。常連の方もけっこういらっしゃるので、待ち時間の間は色々お話ししてみましょう。タメになることも聞けて有意義な時間を過ごせますよ。

野生のシマフクロウの雄姿を見たい方は、ぜひシマフクロウオブザバトリーへ足を運んでみてください。

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

これまでに訪れた国

PAGE TOP