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【マカオ】西洋(ポルトガル)的背景を持つマカオの世界遺産

マカオには22の歴史的建造物と8つの広場が、世界遺産として登録されています。その内の24つはポルトガル統治時代の雰囲気を残す世界遺産。

前回は中華的背景を持つ世界さんを紹介しましたが、今回は西洋的背景を持つマカオの世界遺産についてご紹介します。

聖ドミニコ教会

1587年に建てられた聖ドミニコ教会。クリーム色のバロック様式のファサードがとても美しい教会です。
こちらの紹介は、前回記事をご覧ください。

聖ローレンス教会

聖ローレンス教会も、クリーム色のファサードを持つ美しいカトリック教会。1588年から1560年ごろにかけて建てられたもので、現在も多くの信徒の方が日々祈りを捧げに訪れています。

教会内も荘厳な造りとなっており、正面の中央祭壇には、処刑にされた際の鉄板を持つローレンスとイエス・キリストなどの像が祀られています。天井から吊られているシャンデリアがとても豪奢で厳かな雰囲気を放っています。

大堂(カテドラル)

石造りの外壁が威容を誇るカテドラルは、マカオ・カトリック教区の拠点となっていた場所。現在の建物は1937年のもので、当時のものは現存していませんが、ファサードの黒ずみなどは十分に歴史を感じさせてくれます。

昔は周りに高層ビルがなかったため、船乗りの妻たちはこの教会で夫が帰ってくるのを見ていたそうです。そのため「望人寺(人待ち寺)」とも呼ばれていた時代がありました。

カーサ庭園

マカオの世界遺産は、教会や広場が多く登録されています。そんな中で庭園はカーサ庭園が唯一の場所。庭園内は広く、休日ともなれば地元住民の方の憩いの場にもなっています。

庭園は周囲の土地よりも高くなっており、全体的に傾斜となっています。また、ランニングをする方や太極拳をする集団など、思い思いに楽しんでおり、写真のような道路の半分が足つぼマッサージのぼつぼつがあるところも。

また人工のものだと思いますが、こんもりとした丘のようになっている庭園の頂上には滝が流れており、その下には池も。飛沫が上がる高さがあるので、蒸し暑いマカオのオアシスとなっています。

マカオ内にある西洋風の世界遺産の数々

マカオにある西洋風の世界遺産の中でも、特に印象深い世界遺産をご紹介しました。どれも歴史ある建物だということと、美しい外観ということで登録されたのだと思いますが、正直、登録基準が「?」と感じてしまう部分も。

しかし、マカオの歴史や成り立ちを今に伝えるものなので、マカオに訪れた際にはやはり訪れて欲しい場所です。カジノもよいですが、ぜひ世界遺産を巡ってみてください。

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