クアラルンプール(KL)市内の大抵の場所からその姿を見ることができ、ランドマークとなっているペトロナスツインタワー。1998年に建てられ、高さ452メートルの88階建ては20世紀の建築物としては世界一の高さを誇ります。建設には日本と韓国が関わったことも有名です。
また、イスラム教のモスクの形を模した尖塔は、近代的でありながら伝統も取り入れた素晴らしい造形をしていて、いつ見ても美しいと感じます。
今回はタワーの高所から見られる絶景も交えながら、ペトロナスツインタワーの魅力についてご紹介します。
下層階の複合施設
ツインタワーのほとんどのフロアはオフィスフロアとなっていますが、下層階はスリアKLCCというショッピングモールや映画館のある複合施設になっています。伊勢丹、紀伊國屋書店など日系のお店も入っており、国際色豊かなマレーシアらしいスポットです。
ツインタワー部分は、地下から地上5,6階まで吹き抜けとなっており、開放感のある造りに。休日は家族連れなど多くの人が集まり、みなショッピングを楽しんでいました。
ショッピングを楽しんでほどよくお腹が空いたら、スリアKLCC内でお店を選らんでみましょう。マレー料理、中華、日本食、洋食と国際色豊かなレストランが揃っており、その日の気分に合わせて何でもチョイスできます。
また、フードコートもあるので色々なものを少しずつつまみたい、という欲張りにも対応。お値段もお手頃なので、おススメです。
写真はマレー料理の代表、ナシレマッ。
ココナッツミルクや塩で風味をつけて炊いたご飯に、カワサギの甘辛煮のようなものや、激辛の豆、キュウリなどを付け合わせた国民食。ココナッツの甘さとスパイスの辛さが同居したマレー料理は、日本人も好きな味だと思います。
KLに訪れたなら絶対に訪れたい展望台
クアラルンプールを初めて訪れる人に、最もおススメする場所はどこか?と問われたら、間違いなく最初におススメするスポット。それはツインタワーの展望台。KLの街を一望できる絶景ポイントは、カップルはもちろん家族、友人で来てもとても楽しめる場所です。
・スカイブリッジ
ペトロナスツインタワーには、有料で入ることのできる展望スポットが2ヶ所あります。1つは41階・42階部分で両方のタワーをつなぐスカイブリッジ。ブリッジの下には支えがないので、そのことを想像するとちょっと怖くなります。
約170mの高さにあるブリッジからの眺めは中々のもの。タワーが重なってしまう東西の景色は見られませんが、南北のビューは眺望可能です。中途半端に地上に近いので、リアリティのある高さを感じます。
展望台の入場は時間で人数制限が掛けられているため、このブリッジには15分ほどしか滞在できないようになっています。15分でも十分な見学時間ですが、係の方の案内によって時間を超えの滞在はできないようになっているので、注意しましょう。
・展望台
地上約370m、86階の展望フロアは、意外にも広い造りになっています。フロア全体が展示スペースにもなっており、ツインタワー周辺のジオラマなど楽しめる要素が盛りだくさん。子供はかなりテンション上がるのではないでしょうか。
さすがの370mからの眺望ですね。地上の人や車はもちろん、周囲の建物もミニチュアに見えてくる高さ。KLの中心部だけでなく、遠くの山々の景色まで見られる絶景です。
夜は宝石箱のような絶景が見られ、昼間とはまた違った趣のある眺望を見ることができます。どちらかと言うと、昼間よりも夜の方が人気があり、展望台の予約がすぐに埋まってしまい取るのが難しいくらいです。
噴水が見事なKLCC公園
ペトロナスツインタワーの南側には、KLCCパークと呼ばれる公園が隣接しています。誰でも入れる公園になっており、市民の憩いの場にもなっています。
こちらのスポットも本領は夜。公園内にある噴水で毎晩行われる噴水ショー「レイクシンフォニー」は必見です。
19:30 – 22:00の間、30分ごとに開催。音楽ありは20時、21時、22時開催の回。それ以外は光のみのショーになります。無料で誰でも楽しめるので、ディナー後にまったり見てからホテルに戻るのもいいですね。
※2020/2現在の情報です。プログラムが変更になる場合もあるので、適宜チェックしてください。
[ペトロナスツインタワーの情報]
住所: Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur, マレーシア
展望台の予約:https://eticket.petronastwintowers.com.my/
展望台の入場時間:9:00AM – 8:15PM
展望台の料金:大人 80MYR、子供 33MYR
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