ケルンの郊外からアウトバーンに乗り、1時間弱。
アウトバーンを降りると、車窓の景色が閑静な住宅街となる。
パステルカラーの外壁をした可愛い家々が立ち並んでいる。
高い建物もなくて緑も多く、すごい住みやすそうな街だね。
地図アプリを確認するとボンの郊外に入っているみたい。
この住宅街の中を、どこかの目的地を目指してバスが進んでいる。
ん?
迷ったのかな?
赤信号でコーディネーターさんがバスから降りて、歩道を歩いている人に何やら聞いている。
しばらく聞いた後、バスが最出発。
さっきまで向かっていた所とは違う場所へ向かっているようだ。
バスはボンの中心へ向かっているみたいだ。
すると、バスが路肩に停まる。
ん?ここで降りるのかな?
コーディネーターさんがバスを出るので、ボクらも一緒に降りる。
外は雨だ。
折りたたみの傘をさして、コーディネーターさんに付いていく。
足場が悪い中を正面の建物に向かっているみたいだ。
そして建物の軒下に着く。
ここはどうやら音楽学校らしい。
が!
開いてないっぽい。
コーディネーターさんが途方にくれている様子が見て取れる。
同時にここまでやってきたメンバーの皆にも、イライラが募っているようだ。
雨で足元が悪い中、連れて来られた結果やってませんでした、というのだからしょうがない。
結局ここは諦めて次の目的地に行くようだ。
またバスへ戻っていく。
バスに乗るとボンの市内を流れるライン川を渡っていく。
ボンはドイツが東西に別れていた時代には、西ドイツの首都だった都市だ。
なのでかなり発展した都市かと思ったら、意外と慎ましい。
ビルがバンバン建っている訳ではなく、静かな地方都市という感じだ。
街中を南北に流れているライン川を中心に、東側は住宅街。
西側の方に街の中心部があるみたいだ。
今はその西側に向かっている。
ライン川を渡り中心部の方へ入っていく。
川の東側の方は計画的に整備された住宅街、という感じだけど、こちらは自然な発展に任せた感じがする。
それでも十分に綺麗なのだけどね。
バスが川を渡ったところを周回し、ある場所へ。
ACT4の方がコーディネーターさんに掛け合い、バスを降ろさせてもらう。
向かう先はボンのコンサートホールだ。
ここはボンの音楽施設として見逃せないスポットだね。
外観はコンクリでしっかり作りました、という感じであまり特徴はないかな。
歴史や伝統を感じさせる外観ではないね。
かなり大きいので、撮影する角度や場所が難しい。
雨も降っているので、なかなかいい感じに撮れないな。
5分くらい様々な角度から撮ったかな。
他のメンバーを待たせているので、撤収だ。
急いでバスに戻る。
待たせてしまってごめんよ。
コンサートホールを後にし、バスはさらにボンの中心街へ向かっていく。
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