担当者の方に案内されて、工房のさらに奥へ。
ここでは職人さんが器の底を造っている。
ここまで来た通り、各工程を職人さんが受け持っている感じだ。
おそらく別の日は別の工程を担当して、全ての工程を満遍なく経験するのだろう。
「次はこちら、窯になります」
おぉ!
これが器に命を吹き込む窯か。
窯はレンガで造られている。
この中に器を入れて、1200度の状態を2昼夜ずっと保ち続けるのだそうだ。
その間中、職人さんは窯の中に薪を入れる作業を止めることはない。
ん?窯の中には棚があるんだ。
確かにそうすることで多くの器を一気に焼けるか。
「ではご案内は以上になりますが、しばらく撮影されますか?」
はい、もっと撮影したいと思います。15分ほどいただけますか?
「では15分ほどしたら、こちらに戻ってきますね」
ということで、工房の中を職人さんの邪魔にならないように撮影する。
ここはろくろを回してる場所。
新しい器がここで生み出されるのだ。
これは乾燥させている状態のものだね。
工房の中には棚がぎっしりとあり、各棚には色々な状態の器が置いてある。
棚と棚の間の通路が狭くて、正直移動するのにすごい神経を使う。
万が一でも器を破損してしまったら、本当に申し訳ない。
こっちは色も塗られていて、焼いた後のものだ。
もうほぼ完成じゃないかな。
色が完全に定着するのを待っている状態っぽい。
レンガ造りの窯だけでなく、鉄製のものもある。
これは今稼働しているのか?
近くに寄るとめっちゃ熱気がくる。
改めて外に出る。
今日は本当にいい天気だ。そして暑い。
そうそう。ショップの中も撮らせてもらおう。
工房の隣のお店に入る。
店内がこれまた素晴らしい。
ディスプレイの仕方が美術館みたいだ。
全部売り物なのだけど、色合いも綺麗でずっと鑑賞していたくなる雰囲気。
一つ一つをじっくり見るのもいいし、全体を眺めて楽しむのもいい。
ここなんて最高じゃない?
2階に続く階段なのだけど、階段の半分はディスプレイになっている。
2階には器の他にも革製品などが置いてある。
器を敷くマットなんかもあるね。
「撮影はご満足いただけましたか?」
はい、とても。ありがとうございました。
担当者さんと別れて、改めて店内を見る。
自分用に器を買うためだ。
器やお皿は大きさに応じて1000円ほどから。
ちょっと雰囲気のある丼欲しいな。
ということで、ラーメンなどが入れられる丼を購入。
器の中が出西ブルーの美しい器。税込み3300円なので、値段もお手頃だ。
この2000円か3000円代のものがメインなので、気に入ったらぜひ買うことをおすすめする。
外に出て駐車場の反対側の建物へ。
こっちはカフェレストランだ。
まだお腹は空いていないから行きますか。
ホントすごいいいところにあるなぁ、出西窯。
さて、次の目的地は松江市内だ。
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