中正紀念堂の講堂ををあとにし、地下鉄の駅目指して進んで行く。
この紀念堂の敷地は公園のようになっており。中心を貫く大通りの両脇には出店が並んでいる。
さながらお祭りみたいだ。
実際、射的屋さんなどもあり、小さいお子さんがいるファミリーが多くいる。
「何あれ、めっちゃマッチョ」
先輩の奥さんの口から、思わずため息。
ホントだ。
ミリタリーな感じのテントがあり、そこにはムキムキの上半身裸の兵士っぽい人が。
テントには戦車の模型などもあり、本当に軍関係の出店なのだろう。
その兵士と一緒に記念撮影ができるみたいだ。
けど、兵士の人、、、オイルを塗ってるんかな。めっちゃテカってる。
しかし、暑い!
さっき少し雨が降っていたけれど、もう止んで少し太陽が顔をのぞかせている。
中正紀念堂の地下鉄駅に到着。
ここからどこに行くんですかー?
「ちょうどお昼時だから、小籠包食べに行こう」
了解。
先輩の奥さんとその友達が、スケジュールや行く場所をある程度決めてくれているので、今回はボクはそれに付いていく感じだ。
グリーンラインに乗って、台北アリーナ駅へ。
駅を降りて外を見回してみる。
「點水樓ってお店なんだけど、どこかしら?あ、あった!」
出口から少し先。看板に『點水樓』と流れるような字で書いてある。
ほぉ、ここか。
すごい美味しそう。
お店の前には小籠包のポスターが大きく貼られていて、すんごい美味しそうだ。
これは期待ができる。
お店の中に入る。
うお、すごいいっぱい。
店員さんに人数を告げると、満席なので少し待つように言われる。
しかもボクらが入店してすぐに、別の日本人のグループも来店だ。
スタッフの方に名前を呼ばれる。
5分ほど待ったかな。
後から入店した日本人グループと一緒に、3階へ。
通された部屋は大部屋で、もう一つの日本人グループと相席らしい。
円卓に座り、メニューを見る。
やばっ、めっちゃ美味しそう!
「なに食べようか~」
いや、本当にどれも美味しそうで迷うね。
とりあえずマストは、表のポスターにもあった7色の小籠包だ。
あとは、ボクは牛肉麺食べられたらいいかな。
「あと普通の小籠包も食べたいよね」
「たしかに!昨日行ったお店と食べ比べないと」
なんてことで、注文する品がどんどん決まっていく。
「すいませーん、注文いいですか?」
「はい、どうぞ」
店員さんはかなり日本語を話せるようだ。
先ほど決めたメニューを店員さんに頼み、先輩の奥さんたちが昨日どんな場所に行ったのか聞きながら、しばらく待つ。
お、さっそく来た!
まずはノーマルの小籠包だ。
そのお店の顔となる商品なので、すごい重要。
では、いただきまーす♪
可愛らしい小籠包を蓮華に乗せ、上部の袋を破いて中のスープをすする。
うまっ!
めっちゃ美味しい。スープに旨味が凝縮してるよ。
そして、醤油とお酢に浸したしょうがを乗せ、小籠包本体と一緒に口の中へ。
くあーっ。
これは美味しい。口の中で肉の旨味・甘味、お酢としょうがの酸味が渾然一体となって、さらに小籠包の皮が最高の触感を返してくる。
ホント、口の中で最高の一品が出来上がる感じがタマラナイね。
「あぁ、おいし~」
皆、とろけるような幸せな感情が爆発している。
「昨日のお店よりも美味しいね」
先輩の奥さんが、友達と感想を話す。
「あと、新宿の鼎泰豐よりも全然美味しいね」
先輩と奥さんは、先週新宿で小籠包を食べたそうだ。そして先週のよりも美味しかったみたい。
これは他のご飯も期待できるぞ♪
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