羽根屋を後にして、次の目的地へ。
出雲市街からは少し離れる形になるけれど、楽しみにしている遺跡だ。
大和王朝以前、弥生時代の日本には地方ごとにたくさんの王がいたとされている。
中でも女性の王様、卑弥呼は有名だよね。
この後に行く2つの遺跡のうちの一つは、その卑弥呼にも関わってくる。
そして2つとも歴史の教科書に出てくる遺跡だ。
まず最初に向かうのは、荒神谷遺跡。
鉄剣や銅鐸、銅矛がたくさん出土した場所だ。
車で走っていると、周りが深い森になってくる。
荒神谷遺跡はこの辺か。
お、Pがあった。
遺跡の専用駐車場に入り、少し離れた場所にある荒神谷遺跡へ。
雨が今にも降りそうだ。
道路の下のトンネルをくぐると、目の前に突然大きな池が現れる。
こんな場所から鉄剣とかが出土したのか?
ちょっと池の周りを歩いてみよう。
っと、ヤバイ!雨が降ってきた。
ポツポツきたと思ったら、すぐに本降り。
これはまずいな。折り畳みの傘は車の中だ。
ちょっと駆け足で池の周り見てみるか。
池が大きいのでかなりの距離がある。
一回雨やどり使用。
屋根のある休憩スペースで一旦雨やどり。
目の前の小さな池の水面には雨が激しく打ち付けている。
ちょっと弱まったかな。
車に戻って、遺跡に近い駐車場に行くか。池の周りを回ったけれど、結局出土した場所とか分からなかったし。
車に戻り、遺跡に近い方の駐車場へ。
そっちの駐車場に着いた頃には、雨が止んでいた。
駐車場の前には博物館らしきもの。
博物館は後回しにしよう。まずは遺跡探検っと♪
少し進むと、二千年ハスの植っている池。というか水田みたいだな。
これが全部開花したら綺麗だろうな。
さらに進むと左の方が丘っぽくなっている。
そして上に上る階段。どうやらこの先が出土したポイントらしい。
周りには鬱蒼とした木々が生い茂り、森は深い。
右に折れる道があるけれど、一旦頂上まで行くか。
かなり上ったところで頂上と思しき場所に到着。けれど、何もない。
これはさっきの右に折れる道に行った方が良さそうだ。
引き返して脇道へ。
おぉっ、あった!
出土ポイントだ。
掘り返した跡が今でも保存されており、こんな急斜面から出たのか!と驚きだ。
もっと田んぼの中とか、平地から出たのかと思ったよ。
反対側の正面に回ろう。
ちょうど日も出てきて、いい感じでよく見える。
銅剣や銅鐸は1985年ごろに出土したそうだ。
しかも、当時銅剣は全国で300本余り出土していたみたいだけど、この場所からは一気に358本が出た。
とんでもない大発見だよね。弥生時代の青銅器学を見直すきっかけになったみたいだ。
よし、博物館の方に行こう。
入場料を払い、博物館の中へ。
館内では荒神谷遺跡の謎や、発掘当時の様子などを学べる。
これは全部レプリカらしいのだけど、358本をいっせに見せられると壮観だ。
こんなのが出てきたら狂喜ものだったろうな。
いやー、面白かった。本物が見れなかったのは残念だけど、弥生時代や発掘当時の様子が学べて良かった。
さて、次の目的地に行こうか。
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