Travel Diary

北海道 いざ憧れの山、利尻山の制覇へ

おはよう。
もうちょっと遅く起きる予定だったのに、早めに目が覚めてしまった。

昨日の内に準備はしたけれど、もう一回点検するか。
ん、大丈夫。
サクッとシャワーを浴びてロビーへ。

フロントのスタッフの方に登山計画書兼届けを出す。
これで下山予定時刻を過ぎても全然戻ってこない場合は捜索してくれるはずだ。

玄関を出るとすでに送迎車が待ってくれている。
すいません、朝早く。お願いします。

予定よりも早く目覚めてしまったこともあり、スッキリとした目覚めとは言い難い。
ちょっと不安だなぁ。

しかし、登山口まで送迎してくれるのはありがたいね。
宿泊料とは別に送迎代を支払っているけど、個人でくるボクには大変助かる。

一本道を山の方へ向かって車が登っていく。
5分ほどであっという間に登山口に到着だ。

ありがとうございましたー。
「帰りは、下山したら宿の方へお電話ください」

下山したタイミングで電話すれば迎えに来てくれるのも嬉しい。

ここから登山開始だ。
現在の標高は約200m。頂上は1721mなので、約1500mの上昇幅だね。

少し準備運動をして、いざ頂上へ。

100mほど進むと登山道の脇にキャンプサイトが見える。
いくつかテントが立っているな。木々も多いし静かだからいい環境だろう。
あとは登山する人にとってもいいかもね。

しばらくは緩い坂道。
特段キツイことはないけれど、ちょっと暑いか。

北海道でも北の方なのに空気が暑い。
少し歩いただけだけど、やっぱり汗が出てくる。

これは今日も水分との戦いになりそうだ。
鳥取の大山の時の反省で、水分は2L持ってきた。これで堪えられるかな?

お、最初の名所「甘露泉水」だ。
利尻山の山を流れてきた自然の湧水なのだけど、ほんのりと甘さを感じることからその名がついたみたい。
日本名水百選にもなっている。

本当は汲んで登りたいところだけど、荷物の軽減のためパス。
もうちょっと中腹に水場があってくれたら嬉しいのだけどね。

先に進もう。

あれ?
もう3合目なんだ。
この何合目っていうのは距離を均等に割ったものじゃないっぽい感じがする。
あまりアテにしない方がいいかな。

そして頂上まではあと5.6kmくらいらしい。
頑張るか!

しばらくは林の中の風景が続きそうだ。

乙女橋。
まあ、なんか歩くのにスゴイ優しそうな橋だな。

そして程なくして4合目。
ふぅ、それにしてもちょっと暑い。
けっこう湿度がある感じ。

1時間くらい登ってきたけれど、中々高い場所まできたかな。
ようやく5合目だ。

先に続く道は両側に草木が生い茂っていて、まだまだハードそう。
そして、さっきからずっと気になているのが、ハエとかアブのような小さな虫だ。

ずっと視界に30匹くらい飛んでいて耳元でブンブン音がする。
けっこう煩わしいし、びっくりするんだよね。

まだ道半ばでもなさそうだし、一気に登り切るか。

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