Travel Diary

日本 北海道 クマさんと出会えるかも?! 知床五湖フィールドハウス

サケの遡上が見られる遠音別川を離れ、ウトロを通過して知床峠の方へ戻る。
少し戻ったところでやってきたのは、知床五湖フィールドハウスだ。

五つの湖があり、その周りの散策道を回ることができるらしい。

そして、ここの散策道はクマも頻繁に出没するらしく、入る前に散策に関する注意点などの講習を受けないといけないのだ。

母親を除く3人で受付へ。
受付で申し込みをした後に、講習受領のカードをもらった。

これ講習を受ける前に渡していいんかな。
続いて他の人たちと一緒に、別の部屋へ。

部屋の前面にはモニターが2台付いている。
スタッフの方が部屋に入ってくると、講習がスタート。

この自然公園が他と違う所は、やはりクマの出没らしい。
一昨日にも散策道付近で目撃情報があったようだ。
その数は1ヶ月ほどで約10件。けっこう頻繁に見られているんだね。

スタッフの方の講習とビデオによる講習を済ませ、散策路へ。
やはり天気が微妙だ。
雨が降っていないだけでもいいか。

辺り一面クマザサだらけ。
その中に人が歩く用の道を人工的に作っている感じだ。

これはクマが頻繁に現れるのもうなずける。

しばらく同じような景色が続く。
散策道は2種類あり、ボクたちが歩いているのは短い方、3,40分くらいで行ける道だ。
その代わり、湖は2つしか見られない。

もう一つの長い方の散策道は、1時間半くらいかかるらしい。
こちらは五湖全てを回るルートだ。

お、湖が出てきたぞ。

藪の中から一つ目の湖が姿を現す。
静かな湖だ。
まあ、湖というか大きな池といった方がいいかもしれない。

周りに生えている木々が、額縁のように池の景色を彩っている。

さて、次行こうか。
また同じような景色の中を、ひたすら進んで行く。

お、一湖だ。
ここもひたすらに静か。

湖面には、湖の奥に臨む羅臼岳が、雲の隙間から僅かに映る。
雲がなく風もなくて凪いでいたら、鏡のようにキレイに逆さ羅臼岳が映っていたんだろうな。

ここではしばしの休憩。
風光明媚な景色を堪能する。

「それじゃ、行くか」
父親の言葉と共に、散策を再開。

一湖を過ぎると、開けた丘陵が目に入ってくる。

へぇ、これはすごい。
クマザサだらけの中に、遊歩道が空中に浮いている。
この遊歩道は足の部分に電流が流れていて、クマが近づいて来れないようになっているらしい。

なので、人間も触れないように注意が必要だ。

空中遊歩道はカーブを描きながら遠くまで続いている。
海から吹いてくる風が気持ちいい。

そして、だんだん雲も去って行って、お日様が見えてきた。

「かあさん、もうやめようやぁ」
うぉ、何だ?

すぐ前から声がしたので、ギョッとして見てみる。
さっき散策道で見たご高齢の夫婦と娘さんなのだが、どうやらおじいさんが音を上げたようだ。

やめよう言っても進むしかないのにね。

雲の切れ間からさす光が、クマザサを照らしてすごい幻想的な光景を作り出す。
いよいよ散策も終わりの時。

ふぅ、出発地点の駐車場に到着。
今日の予定は一応ここまで。

この後はホテルだ。

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

これまでに訪れた国

PAGE TOP