デカイなぁ。
オークランド博物館の入館料は$25。
こんな大きくて立派な施設なのに、安くないか?
受付で日本語の施設案内をもらい、
ものすごい広いメインロビーを抜ける。
と、薄暗い空間が目の前に広がる。
このグランドフロア部分は、マオリセクションがメインだ。
その他にも太平洋諸国の民、
つまりポリネシアンたちの生活様式の紹介が多数ある。
ポリネシアの人たちは、東南アジアの方から船でやってきたそうだ。
ソロモン、フィジー、サモア、クック、タヒチと東に進み、
約800年ほど前に南下してNZにやって来た、
というのが定説なんだって。
ボクはNZにはマオリのもっと前に原住民がいたと思っているが、
そういう説はほとんど聞かないんだよなぁ。
次にFirst Floor、日本でいう2階部分へ上る。
1階は考古学セクションになっているのかな。
Grand Floorとはだいぶ趣が変わっていて、
恐竜の骨が展示してあったり、モアというとても大きな鳥のレプリカや、
昔NZに生息していた動物たちが展示してある。
※モアという古代の鳥類
また火山セクションがあり、火山やプレートの移動によって
NZの島がどの様に形成されたのか、
何万年という単位の時系列で紹介されていた。
こういうものを見ていると、日本とNZが島の成り立ちや地形・性質について
本当に似ていることが分かる。
一部の人には日本とNZは相似形だ、と言われているけれど
とても納得できる。
次に2階、日本で言う3Fへ。
2階は戦争記念館となっている。
主に第二次世界大戦時の展示品が多い。
本来、第一次世界大戦のセクションもあるのだけど、
そこのエリアはごっそり工事をしていた。残念!
後は、NZでの戦争の歴史だね。マオリと英国人の戦いの歴史だ。
なぜいつも西洋人は後から来て全てを奪うんだろうね。
北米や南米、オーストラリア、アフリカ大陸でも同じことをしている。
新天地を求めた来た西洋人が、土着の人の土地・物・命を奪っていく様なことが、
大航海時代以来ずっと続いているというのは、悲しいよね。
西洋人は入植した時に現地人を未開で野蛮だと思ったのかもしれないが、
一体どちらが野蛮なのか。
考えさせられる人類の課題だね。
2階部分は展示物が多いだけで、あまり面白くないなぁ。
けっこうサラッと見て回ってしまった。
おっと、気づいたら2時間くらい経っている。
足も結構疲れてきたし、そろそろ出ようか。
博物館を出て、オークランドドメインの歩道を通り過ぎオークランド大学の方へ向かう。
帰りはのんびり歩いて、景色を楽しもう。
オークランド大学を抜けると、もうブリトマート周辺だ。
この辺は5日前にも歩いて回ったところだ。
もう地図を見なくても歩くことができる。
あとはお土産を買わないと。
明日の早朝に空港へ向かうから、今日のうちに買っておかないとね。
OKギフトショップもいいけど、雰囲気が日本人向け過ぎて逆にちょっと入りズラい。
別のお店を探そう。
ヴァイアダクト・ハーバーの辺りにはお土産屋さんがいくつかあるのだけど、
思った様なお土産が中々見つからない。
荷物にならなくて、程ほどの値段、そしてセンスのある品物(笑)
お土産って色々気を使うよな~~。
他のお店で、もう少し探してみよう。
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