Travel Diary

日本・鹿児島 杉の木の王様 縄文杉に出会う

ハートが浮かび上がる
「ウィルソン株」を後にする。

この辺りは杉の木も見どころだけど、鮮やかな緑色の苔も素晴らしい。
そんな幻想的な景観の中をさらに進む。

ふぅ。
この辺りは道の段差が大きくて、さらにしんどいな。

一つの段差が自分の腰の辺りまであったりする。
時々手を使わないと登れないけど、傘も持っていると大変だ。

お、ひときわ大きな杉の木。
遠くからでも、他の木と一線を画す存在感が伝わってくる。

これが「大王杉」か。

その名に相応しく、まさに王様の佇まいだ。
幹の太さがちょっと考えられないな。
大人が何人で囲えるのか。

その姿、存在だけで、人間など足元にも及ばない生命力を感じる。

ちょっと想像以上だな。。。
大きいとは聞いていたけど、街の中にある大樹の2、3倍くらいかと想像していた。

けれど、実際には5倍はあるんじゃないか?
大きさの感覚がよく分からなくなってくる。

なんだろう。
尊敬や畏怖の念が湧きあがってきて、思わずひれ伏してしまう様な間隔だ。

こんな感じは初めてだなぁ。

こうなると縄文杉がどんなものか、もはや想像もできない。
先へ進もう。

少し進むと「夫婦杉」との看板が。
なるほど。

2本の杉の木が、寄り添うように伸びている。
こんな微笑ましいスポットもあるんだね。

和んで、身体の疲れも軽くなってくる。
さあ、「縄文杉」まであと一息だ。

しばらく進むと、目の前が少し開ける。
先の方には木でできた階段と、デッキが。

おそらくデッキの向こう側に
「縄文杉」があるのだろう。

はやる気持ちもあるけれど、疲労であまり歩くスピードが上がらない。

ふぅ、最後の一段!

おぉ、あれが「縄文杉」。

木を傷めないためにこのデッキから眺める形だが、思ったより遠いな。

もちろん存在感はハンパない。
けれど、若干遠くて中途半端な迫力かもしれないなぁ。

んー、少し残念だ。
木を守る為なので、もちろんしょうがないけど、もう少し近くで見れる様にして欲しかった。

願わくば、この先千年も二千年も長生きして欲しい。
そして、その偉容をもっと多くの人に見てもらい、感動や生きる力を与えて欲しいと思う。

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