Travel Diary

カンボジア・シェムリアップ 美しすぎるアンコール遺跡の尖塔から昇る朝日

そろそろアンコールワットの尖塔から昇る朝陽が見え始める。
しかし、よーく見ると低い位置に少し雲なのかモヤなのか、薄く膜が掛かっている様に見えるな。
近くから「これは今日は見えないかもねぇ」と日本語が。

ご年配のお友達でここに来ているみたいだ。
「せっかく早起きしたのにねぇ」

などと、少し雰囲気壊れる感じ。
そろそろ日の出時刻の6:10。

今日は出るか?ちゃんと見られるか?
カメラを構えながら太陽を待つ。

ん?
お!来た!

真っ赤な太陽が尖塔の辺りから少し顔を覗かせる。
慌ててシャッターを切るが、ちょっと遠くでいまいちいい感じに撮れていないかも。

最初は赤い太陽が小さく見えていたが、上に登るにつれてだんだん太陽も大きく見えてくる。
キレイだなぁ。

こんな景色を見られるだけで、本当に幸せだ。

隣でぶつぶつ言っていたご年配の方達も、今は黙してご来光を見ている。
本当に美しいものには言葉は要らない、という感じだ。

日の出のショーもほんの数分間だけ。
真っ赤に燃えていた太陽は、刻々と色を変え、だんだん黄金色になっていく。

それに伴って多くの人が立ち上がり場所を離れていく。
うちらもそろそろかな。
ティッシュを頂いた女性に改めてお礼を言い、ツアーのメンバーが集まるところへと向かう。

「あ、いたいた」
ガイドのシェさんがボクを見つけてくれた。

「日の出見えましたか?」
うん、よく見えたよ。
「ここちょうど尖塔の真ん中から見えていいですよ」

お、本当だ!
ここすごい!ベストポジションじゃん。
さすがガイドさん。

もう日は昇りきってしまっているけれど、急いでシャッターを切る。
日がでる瞬間は捉えられなかったけど、まだいい感じで日の出が撮れる。

シェさんがカメラを預かってくれて、皆でアンコールワットをバックに一枚。
うん、いい写真が撮れた。思い出に残る一枚だ。

「じゃ、そろそろ行きますがいいですか〜」
はーい。

外に停めてある車に向かう。
時刻はまだ6:30くらいだ。

車でに戻るまで、アンコールワットの写真のポストカードを売ってくる子供たちが近寄ってくる。
途上国にはよくあることだ。

と、ツアーで一緒の2人組の女性が1ドルでいくつかのポストカードを買っている。
へぇ、生活の足しに少しでもなれば、という気持ちで買ってあげているみたい。
すごいピュアなんだなぁ。

その日暮らしのお金をあげても根本解決にはならない。
ボクはポストカードも特に欲しいとは思わなかったので買わなかったが、彼女らは本当に助ける気持ちで買ってあげているみたいだ。
確かに子供たちの生活はなんら変わらないかもしれないが、与える、という気持ちに心打たれた。

 

再び車に乗り、最初にボク以外の4人が泊まるホテルに向かい、降ろしていく。
その後、ボクの泊まるホテルに寄ってくれて降ろしてくれる。

集合時間は8:15だね。
了解。

それまでに、朝食をとって準備しておきます。

朝食はホテルに併設されている「Plate」と言うレストランだ。
天井も高く、豪華な雰囲気がして美味しそうだ。

席に着くとウェイトレスさんが「Tea or coffee?」と聞いてくれる。
Coffee please.

よし、それじゃご飯を取りにいきますか。
ブッフェ形式なので、テーブルにはパン、シリアル、サラダ、ベーコンやカンボジアの炒め物などのおかずが中心に並んでいる。
さらにここの一番の特徴は、オムレツとフォーは、入れる具材をシェフにオーダーしてその場で作ってくれるところだ。
しかも、作ってくれた後はウェイトレスさんがテーブルまで持ってきてくれる。

お、きたきた♪
すごい美味しそうじゃん。

では、いただきまーす。

うん、なかなか美味しい。
特にシェフが作ってくれたオムレツ、フォーは最高だね。
何回でも注文したいや。

最後はデザート。
南国フルーツのカットが入ったヨーグルトでシメだ。

ごちそうさま。
これで午前中元気に動ける。

部屋に戻り、集合時間まではゆっくり。
歯を磨いたり部屋に備え付けてあったお水を、今日持っていくバッグに詰め込む。

時間より少し前にロビーに行くと、すでにシェさんが待っていてくれた。
また今日1日、よろしくお願いします。

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