Travel Diary

カンボジア・シェムリアップ 遺跡の頂上で見る絶景サンセット

どうやらこれでアンコールワットの遺跡巡りは終了みたい。
急に降り始めたしとしと雨が降る中を、北側に伸びる参道を進んでいく。
来た時とは異なる道なので、他に観光客は見えない。

シェさんは鼻歌交じりでボクらを先導してくれる。

ゲートを抜けるとツアーの車が待機していた。
ふぅ、ようやくちゃんと座って休憩ができる。

これから向かうのは、サンセットの名所である「プノン・バケン」だ。
この雨天の中見られるかなぁ。

お、車でしばらく進んでいくと、だんだん雨が上がってきた。
少しだけどお日様も見える。

10分ほど走り目的地へ到着。
車を降りると、ここでも観光客にお土産を売ろうとする小さい子供達が。
こういうのを見ると、カンボジアの一般庶民の生活の厳しさを感じさせられる。

けれど、冷静に考えると我々日本人の方が豊かだ、というのは幻想かもしれない、とも思う。
日本は確かに物質的にある程度豊かだけど、時間的にも縛られて自由はなく幸せに感じている人も少ない。

お金と引き換えに、大切なものをいろいろ失っているのではないかと思うね。
そう考えるとカンボジア人よりも貧しいのではないかと思ってしまう。

さて、入り口でアンコールワットとその周辺遺跡共通のパスを見せ、プノン・バケンへ入る。
入り口近くには、石造りの箱型のものが。

これはもともとは遺体を火葬する場だったらしい。
遺跡の中に葬る場所を作ってしまうのか。
日本人にはない概念だね。

さて、日の入りの時間は18:15くらいらしい。
今は夕日が見えているが、サンセットの瞬間が見られるかどうかは不明だ。

ちょうど太陽の下には厚そうな雲が垂れ込めているので、綺麗にサンセットが見られるかな。

プノン・バケンの中央部分も尖塔になっている。
壁面の階段を登り頂上へ。

頂上の西側に向いている場所には、サンセットを見ようとする方が、すでに多く集まっている。
遠くにはシェムリアップの市街地が。
美しい光景だ。

シェさんに教えてもらった、穴場鑑賞スポットへ向かおう。
お、すでに野本ご夫妻が陣取っている。

その隣にお邪魔しよう。

お疲れ様です。
今日見れますかねぇ。

「あの雲の感じからすると、今日は厳しいかもしれないですねぇ」

うーん、たしかに難しいかも。

あぁ、完全に雲に沈んでしまった。
本来日が落ちるはずの地平線は、さらに下だ。
雲もはれる気配がまったくないので、今日はこれでサンセット終了だろう。

と、もう2人の女性もこちらへやってきた。
あんまり綺麗なサンセットが見られなくて残念だね。

さて、どうしようか。
ここで粘ってみるか、車に戻って夕ご飯に行くか。

結局、皆の総意で車に戻ることへ。
今日はもう完全なサンセットは見られないだろう。
残念。

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