さて。
改札は抜けたけど、バス停はどこだろうか。
ネットであらかじめ調べた通り、改札を出て、まずは右に進む。
確か突き当たりを左、って書いてあったよな。
突き当たると左右に分かれていて、その先はどちらも下の階に続いている。
調べた通りに左に進み、階段を降りる。
1階をそのまま真っ直ぐ、と。
お、あった!
バスのインフォメーションセンターだ。
この駅すごいね。
バスの乗り場が10個くらいある。何番乗り場のバスに乗ったらいいか、全然分からん。
よし、インフォメーションの人に聞いてみよう。
すいません、プトラ・モスク行きのバスはどれですか?
係りの人はムスッとした顔で、カウンターの窓に貼られている紙を、指で無造作に指し示す。
あ、ここに書いてあったのね。
どうも。(ってか態度悪いな。もっと愛想よくしてくれよ)
っと、心の声が出そうになった。
まあ、日本人の対応が異常なのかな。海外だとホントに皆無表情で業務を遂行する感じだ。
一切の感情を挟まずに、事務的にやる感じ。イミグレとかね。
やっぱり、なんか印象良くないよね。
いくら仕事とは言え、もう少し心細い観光客に気を遣ったらいいのに。
張り紙に書かれていた通り、L15のバス、110番乗り場の前へ行く。
まだバスは来ていないようだ。
お、来た。
このバス、、、だよな。
プトラ・モスクはかなり人気のスポットだと思うけど、誰もバスに乗らないから合っているか不安だ。
ちょっと様子を見よう。
。。。やはり誰も乗らない。
しょうがない。ちょっと勇気を出して、運転手さんに聞いてみるか。
すいません、これプトラ・モスク行きますか?
「はい、行きますよ」
やった!ビンゴ!
まあ、張り紙に書かれていた通りなんだけど、このバスでいいみたいだ。
1.5リンギットか。
めちゃ安いな。
ごめんね、まだマレーシア着いたばかりで小銭がないんだ。
お釣りを受け取り、運転席のすぐ斜め後ろ、一番前の席に着く。
と、5分ほどしてバスの扉が閉まる。
結局ボクだけか。
まだ7:40だからね。この時間だし誰もいないのは当たり前か。
バスが駅を出て行く。
バス停は西口側だが、プトラ・モスクは東側。バスは線路を越えて東側へ。
そのまま真っ直ぐ行けばモスクなんだけど、南へ折れて行く。
巡回バスだから市内を通って行くみたいだ。
ハイウェイのようなところを、かなり長い距離進んで来た。
モスクからはだいぶ離れてしまったと思うけど、大丈夫か?
ようやく北東側にバスが進路を変え、モスクの方へ進んで行く。
しかし、この辺りは完全に計画されて作られた都市みたいだな。
金融と行政の機能を集めているっぽい。
建物は大体金融系の新しくも斬新なデザインのビルばかりだ。
そして今走っている道は、だいぶ先まで直線の一本道。
遠くの方に、ガイドで見た首相官邸が見える。
建物のてっぺんが玉ねぎ型の球体になっているので、すぐ分かる。
お、モスクが見えて来た!
本当にピンクだ。
駅を出発して15分ほど。ようやく目的のプトラ・モスクに到着だ。
この記事へのコメントはありません。