Travel Diary

モロッコ 3000m級のアトラス山脈越え

2時間くらい進んだところで、道沿いにある建物に向かって、ハンドルが切られる。
「みなさん、お疲れ様でした~」

ん、なんだろ、ここ。
周囲にはほとんど建物がないが、ここだけ大きな建物。

「お昼ごはんですよー」
イッサンが案内してくれる。

今日は少し早めのお昼ご飯だね。

建物に入ると、めちゃくちゃ大きいレストラン。
ダイニングスペースはオープンで、体育館くらいの大きさあるんじゃないか。

丸テーブルが何台もあり、中央付近にはビュッフェのご飯スペース。
お客さんはやはり欧米人が多いか。

テーブルに着くと、さっそくドリンクのオーダーだ。
毎回違いものを頼んでいるので、今日も初物を。

「Hawaii」というジュースがあるみたいなので、それお願いします。

注文を終えメンバーを見ると、皆けっこうぐったりしている。
平坦な道だったけど、ほとんどの人は寝ていたらしい。

お、Hawaiiが来た!
なるほどー。このドリンクは、オレンジやパッションフルーツをミックスした炭酸みたいだ。

うん、ファンタのパッションフルーツっぽくて美味しい!
これは当たりだ。

そして、ご飯が次々に運ばれてくる。
最初は定番のモロッカンパン、そしてスープだ。

あれ?これまで他のレストランで出てきたものよりも、色が薄めだ。
味は、、、同じか。
他のレストラン同様、野菜とお豆のスープだ。

そしてモロッカンサラダ。
次のメインは、タジン。

あれ?まだ来るの?
もう結構お腹いっぱいだけど。

続いてサーブされるのは、何とお魚!!
モロッコに来て初めてのお魚だー。

白身魚のハーブ焼きみたいな感じ。
モロッコは地中海、大西洋に面していることもあり、お魚も比較的よく食べられているんだって。
なので、お魚自体は珍しいことではないのだそうだ。

美味しいけど、けっこう塩気が強めかな。
皮はお水のこともあるし、ちょっと不安なので残しておくか。

お箸がないので、ナイフとフォークで骨をよけながら食べていく。
皆黙っちゃうね、コレ。

そして、最後はデザート。
今日はリンゴのタルト!これヤバイ!!めっちゃテンション上がる。
しかも美味しい〜。これは毎日でも食べたいかも。

ふぅ、ご馳走様でした。
はぁー。朝ごはんもたんまり食べたから、このお昼ご飯の量はキツイや。

ドリンク代のお会計を済ませて、お店の外へ。
マイクロバスが、再びアトラスに向かって走り出す。

遠くに山の影が見えるのだけど、もしかしてあれがアトラス山脈かな?
まだまだ距離はありそうだ。

。。。

1時間ほど走っただろうか。
山脈が近づき、少し上り坂になってきている。

それに伴い、景色も険しいものに。
アトラスは山全体的に、ほとんど木々がない。
岩山という感じで、どこも武骨な姿だ。

そんな景色をよく見せてくれようと、イッサンがバスを路肩に停める。
谷間を見渡せる、ビューポイントだ。

鮮やかなジュラバを着た女性陣をパシャリ。
景色との対比がよくて、めっちゃ映えるね。

道はくねくね曲がっており、身体が左右に振られる。
後ろの席から皆を見ると、頭が振られてツラそうだ。

2時間ほど、ひたすら山道を上り、下りてきたろうか。

お!山脈の麓に湖のようなものが見える!
あれは、、、ダムかな?

アトラス山脈に降った雨を、おそらく貯めているのだろう。
そのダムより向こう側は、モロッコ北部とはまったく異なる景色だ。

北部の方はいくらか緑もあったけど、この南部はほぼ砂色。
地面は乾いていて、少し埃っぽい感じだ。

このダムは、この辺り一帯の住民にとって、ものすごい重要な意味を持つはずだ。
その証に、付近の村に細い水路が引かれている。
やっぱり命の水。その水路の周りだけ、草が生えている光景が印象的だ。

さらにバスに揺られると、遠くの方に赤茶色の砂漠っぽいのが見えてきた。
いよいよ、本当に砂漠に突入する雰囲気。
ワクワクしてきた♪

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