Travel Diary

モロッコ ジャマ・エル・フナ広場と夕陽と稲妻

屋上から2人に向かって手を振る。
2人も気づき、手を振り返してきてくれる。
そのままお店に入り、姿が見えなくなった。

「おー、お疲れー」
お疲れ様です。
「いい席だねぇ。ありがとう」
いえいえ。ここで広場を眺めつつ、お茶でもしましょ♪

比嘉さん、ぷかは何飲む?

メニューを一通り見て、比嘉さんはコーヒー、ぷかはオレンジジュースを注文。
「ここすごいねぇ」
だよね!ガイドブックで見る感じの画が撮れるよ。

こっから撮ってみなよ。
席を譲り、ぷかと比嘉さんの撮影タイムに。

「ありがとー。いい写真撮れた」
よかった。

「なんかスゴイ天気だね。あっちの方とか雨降ってるんじゃないの?」
そうなんですよね。
夕日の方なんか、土砂降りっぽい所が3か所くらいありますよね。

モスクのミナレットの横に夕日。
そして、そのすぐ隣に雨の跡が見える。

ちょうどこの辺だけ降っていなくて、ほんとラッキー♪
そろそろ、地平線の向こうに太陽が完全に落ちていく。

オレンジの光が、とても濃くなっていく。
モロッコは沈む太陽が本当に美しい。

日本で見るサンセットよりも、濃淡がはっきりした、印象に残るサンセットだ。
写真を何枚も撮るけれど、肉眼でも見ていたい。
両方一緒にできない行為だから、もどかしい!

しばらくすると、太陽が完全に消えていく。
ここから暗くなるのが早いんだよなぁ。

「ねぇ、さっきから光ってない?」
比嘉さんが気付く。

そうなんですよ。あっちの雨雲の方、稲妻が横にピカピカ走ってるんですよね。
あの稲妻を収めるのに挑戦中です。

いくつかある雨雲のうち、2つの雨雲の中で雷光が走っているのが分かる。
数十秒おきに光るので、チャンスはあると思うんだけどなぁ。

「ちょっと別のカフェに行ってもいい?」
ん?うん、もちろん。
どうやらぷかが他のカフェにも行きたいらしく、比嘉さんを伴ってまた別のカフェに行くみたいだ。

「集合時間までには戻って来るから、それまでちょっと行ってくるね」
ほーい。気を付けていってらっしゃい。

ドリンク代を受け取り、2人を見送る。
下に降りたところで、また手を振って見送りだ。

また独りの時間になる。
さて、これからは夜景の本番だ。ピカピカ光る稲光を、なんとかして収めたい。

光ってからシャッターを押すと、確実に遅い。
なので、光りそうなタイミングを予想するしかないのだけど・・・。
当然予想なんてできるわけがない。

うーん、しょうがない。
適当にシャッターを押しまくるか。

本当に適当にシャッターを押しては、撮れている写真を確認する。
稲妻が写っていなかったら写真を削除しての繰り返しだ。

くっそー、全然撮れない。
何十枚かひたすら作業を繰り返していく。

お!
これは、上手く写ったんじゃないか?!
鉛色の雲の中に僅かに稲妻が見える!

うっし!目標達成だ。
10分くらい、ずーーーーっと同じことをして、ようやく撮れた♪
これは気持ちいい。

でも稲妻が短くて、いまいち迫力に欠けるかな。
集合時間までまだ時間がある。
時間いっぱいまで、もっといい写真を撮れるように粘ろうか。

けっこうな頻度で稲光が走っているけれど、コレは狙って撮れるものじゃないね。
連写しまくって、たまーに写るくらいだ。
けれども、長時間撮影していると、何回か当たる。

最初の一枚よりもいい感じの写真だ♪

「いーぽーん。いい写真撮れた?」
お、比嘉さんぷかがやってきた。
見てくださいよ、コレ!稲妻撮れましたー♪

「おー、すごい!よく撮れたね」
いやー、ホント大変でしたよ。何十回とトライして、なんとか2枚。。。
でも、いいの撮れてよかったです。

っと、そろそろ集合時間だ。
それじゃ、下に降りますか。

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