なんか中途半端なところで物語が終わったなぁ、と釈然としないでいる。
が、皆が席を立ち客席を後にするのでそれに続く。
メディアツアーのメンバーは、開演前に待機していた場所に行くみたい。
ついて行こう。
ボクらの待機場所とその他の間には、ポールに通されたテープで仕切りができている。
そして、テーブル上にはプレッツェルや飲み物が。
ツアーのメンバーが手にしているので、どうやらいただいていいみたいだ。
なるほど、そうか!
このミュージカルは2部制なのか。
さっきまでは前半部分の第1部が終わったんだね。
聞いてみるか。
ミュージカルって普通2部制なんですか?
宝塚をよく観劇しているということで詳しそうなので、ACT4の方に聞いてみる。
「そうね、だいたい2部制で前半後半に分かれていて、途中で休憩があるよ」
ほぉ、そうなのか。
恥ずかしながら、ミュージカルは日本でも観たことがなかったので全然知らなかった。
周りをみると、軽食をとっている人たちは少ない。
ほとんどの人は何も飲食しないか、ビールの瓶などを片手にして話をしている。
このホットドック、ガーリックフライが効いていて美味しいな。
と、ロビーにアナウンスが流れる。
ドイツ語はよく分からなかったけれど、人が次々と席のある会場内へ。
第2部の始まりだね。
ボクも人の流れと一緒に席へ戻る。
第2部の始まりだ。
第2部は1部のパフォーマンスと比べて、ストーリー重視のようだ。
ラブストーリーも含まれているので、いよいよ主人公とヒロインが惹かれあっていく。
てか、ヒロインはメイク室でメイクをちょうどしていてた女性だね。
そして、引退する伝説的なエクスプレスにも、ストーリーはフィーチャーする。
エピローグは、いがみ合っていた性格のいいエクスプレスと悪いエクスプレス。
そして主人公、ヒロインとその他のサブキャラが大団円という感じだ。
物語の最後らしく、派手な演出とともに演者と観客が一緒になって盛りがある。
どうやらここからは写真撮影OKみたいだ。
舞台上が証明などで派手にライトアップされるもんだから、写真が白飛びしてしまうよ。
フィナーレのあとは、演者の人たちへの惜しみないスタンディングオベーションが。
ボクもとても感動したので、精一杯の拍手を送る。
演者の方達は、客席の近くまでやってきて手を振ってそれに応えてくれる。
はあ、舞台裏の取材から公演本編まで、とても充実した時間だった。
ミュージカルの作り込みがすごくて、お客さんも心から楽しんでいるのが伝わってきた。
会場を後にして、まだ興奮冷めやらぬ人たちが集まるエントランスを一枚。
皆余韻を感じているみたいだ。
まだフィナーレ後の静かな興奮が漏れているね。
ボクらもまだ興奮しつつ、会場前に停まっているバスに乗りホテルへ。
時刻はそろそろ23時だ。
今日も朝からキツキツのスケジュールだったなぁ。
明日はいよいよ実質の最終日。
実はこの旅で一番盛り上がりそうな街なんだよね。
では、おやすみzzz
【旅程】
4日目
08:45 起床
09:30 朝食
10:30 ホテル 出発
11:15 デュイスブルク 到着
11:40 デュイスブルク 取材
14:00 昼食
17:45 スターライトエクスプレス 取材
20:00 スターライトエクスプレス 公演
23:00 ホテル 到着
25:00 就寝
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