そろそろディナーへ向かうための集合時間だ。
ロビー集合になっているので、部屋を出てロビーに向かう。
数分で皆集まってくる。
さて、今日のディナーへ向けて出発だ。
そう言えば、このディナーが皆と一緒に食べる最後の食事。
この4日間共に過ごしてきて、かなり長い時間を一緒にした。
そういう意味では、少し名残惜しいものがあるかも。
どうやらベートーベンハウスの方へ向かっているみたい。
5分ほどでお店に到着だ。
入ったお店はドイツのビアレストランという感じ。
中々いい雰囲気だ。
ベートーベンの街らしく、お店にはベートーベンをモチーフにした置物がいくつもある。
お店の真ん中の方のテーブルに案内され、皆で席に着く。
11人ともなると、それなりに大きなテーブルでないと入りきらないんだよね。
どんなメニューがあるんだろ?
英語メニューを持ってきてくれたので、料理の説明もバッチリ読める。
この一番美味しそうな「シュティーフェルスピース」って読みであってるんかな?
これにしよう。
それぞれ飲み物食べ物を注文して、食べ物が出てくるのを待つ。
隣には例のバイキングのようなノルウェーのおじさんが座っていたので、ちょっと話しかけてみよう。
ノルウェーのどの辺から来たんですか?
GoogleMapsで地図を見せながら尋ねる。
ノルウェーの地図に飛び、首都であるオスロ付近をおじさんは拡大してくれる。
オスロは内にえぐれるように入り込んだ入り江に位置している。
だいぶ中に入り込んでいるので、波も穏やかなのかな。
そんなオスロの南側、北海に突き出た半島を指して「この辺りだよ」と言ってくる。
マジか?!
オスロの陸地から5kmくらい離れているけれど、船で行くんかな。
海が近くて落ち着けそうだけど、市街地から陸続きでないのは不便そうだね。
っと、ご飯が運ばれてきた!
メニューの説明から想像していたものとは違ったけど、美味しそうだ。
てかドイツのご飯て、基本的にワンプレートでソースが掛かっているものが多いね。
では、いただきます♪
まずはお肉からいこう。串に刺さっている豚肉を頬張る。
うまっ。
適度に肉の質感も残っていて、味も塩が効いている。
これを茶色のオニオンクリームソースにディップすると、さらに食欲が刺激される。
あとは、お肉の下に敷いてあるチーズヌードル。
これは初めて食べるな。どんな味なんだろ?
お、なるほど。
味は確かにチーズだ。食感はマカロニよりも硬くて、ニョッキみたいな感じかな。
これもソースと絡めると、コクが倍増してパクパク食べてしまう。
あ、そうだ。
明日は何時に帰る予定なんですか?
現地解散なので、それぞれ自分の国に帰るタイミングはバラバラだ。
「明日は朝の7時の飛行機に乗るよ」
え?!早いねー。ボクは7時くらいにホテルを出発するつもりで、それでも早い方だと思ったのに。
でもノルウェーだと、このドイツから近くていいですよね。
「そうだね。2,3時間で帰れるかな」
ほえー。ボクは日本に帰るのに、乗り換え含めて13時間くらいかかりますよ。
なんてことを皆と話す。
やっぱり皆と別れるのは寂しいものだね。
皆食事も食べ終わり、宴もたけなわ。
お開きになる。
最後にコーディネーターさんが締めの言葉を述べて、皆で拍手。
一人一人と握手&ハグを交わして、お店の外へ。
ここでホテルに帰る人と、別行動の人に別れる感じだ。
ボクはまだ夜のボンの街を散策したいので、ここで別れることに。
出発が早朝の人もいるので、ここで完全にバイバイの人もいる。
やっぱり寂しいなぁ。
それじゃ、またどこかで巡り合えることを祈って。
バイバイ。
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