レンタカーで高千穂峰方面へ向かう。
鹿児島空港は南北に長い霧島市の南部に位置している。
高千穂峰はその霧島市の北部で、宮崎県に接している。
車で国道を進んでいくと、ほどなくしてアップダウンの激しい道に変わっていく。
やっぱり霧島市はデコボコしてるんだな。
山道を上ったと思ったら今度は下りの道。そしてまた上り。。。
パワーの出ない軽自動車にはつらい道だ。
ちょっとずつ標高は上がってきていて、民家も少なくなってくる。
そう言えばお腹が減ってきた。朝食を摂っていないので、何か食べないと山登りにも影響してくる。
コンビニがあればいいのだけど、中々見つからない。
山道が続いている場所にはないか。
と、山道を抜けると開けた場所に。
民家も点々とあり、人の生活感が出てくる。
おー、久々にコンビニ発見!
空港近くにあったコンビニの次がここか。10kmくらい離れてるんじゃないか?
入店し食べ物と登山中に飲む予定のポカリを購入。
朝昼飯はおにぎりにチョリソーが挟んであるパン。そしてフレンチトーストだ。
カロリーだけはもの凄いので、登山中にエネルギーが切れることはないだろう。
車の中で手早く食べる。
もっとゆっくりと食べたかったのだけど、しょうがない。
エネルギー補給を完了し、再び車を走らせる。
少し進むとまたもや山道へ突入する。
これまでの山道よりも険しく、さらに人家も少なくなってくる。
くねくね曲がりくねった山道を上って行くと、「霧島温泉郷」の看板が出てくる。
今回の旅で泊まる宿は霧島温泉郷にあるので、どうやらそこを通って行くみたいだ。
※
どうやら温泉郷に入ったみたい。
何十室もあるような大き目のホテルから、こじんまりとした小さな宿まで、いくつかのお宿が点々としている。
お、左側のホテル。これは今回泊まるホテルだ。
今回泊まるホテルを通過し、さらに山の方へ進んでいく。
この辺りは噴煙があちこちから上がっている景色が見られる。
ちょっと別府温泉を思い出す景色だ。
そしてもっと上まで上がっていき、目的地近くまでやってくる。
「高千穂河原」という場所で、ビジターセンターを有するスポットだ。
入り口で駐車場代を支払う。車を停めるのにお金かかるのね。
まあこの辺りを維持するためのお金と思えば、必要か。
今は普段着なので登山用のウェアに着替えるか。
後部座席は丸々空いているので、そこで着替をする。
高所とはいえ、真夏の九州だ。
外は暑そうなのでハーフパンツに半袖。そして登山靴ををはいて準備OKだ。
今は12時前。
行って帰ってくる時間は十分だけれども、遅めの登山開始ということには違いないか。
ポカリをリュックに詰め、カメラは手持ちで登山開始だ。
まず最初に現れるのは、大きな鳥居だ。
立派な構えでどっしりとしている。
一礼し、神聖な場所へと足を踏み出す。
先を見ると見える限りは砂利道の参道だ。
両脇には木々が生えており、ビュースポットもあるらしいのだけど、わき目も振らず進む。
300mほど歩いて右に折れると、再びの大きくて立派な鳥居。
鳥居の向こうには、青い空にくっきりと浮かぶ高千穂峰が見える。
ほぉ。
思わず感嘆の声が漏れちゃうね。
それは後ろにいる別の方たちも一緒のようで、「おぉ」と驚きの声を上げている。
しかし、鳥居の先はがらんどうだ。
何もない。
実はこの場所には元々霧島神宮が鎮座していた。今はこの場所から5km以上離れた場所にある霧島神宮だが、元はこの場所にあったみたいだ。
度重なる霧島連山の噴火から遠ざけるために、今の場所に移したらしい。
しかも、この場所も2番目の場所らしく、最初に建てられた場所はこれから向かう高千穂峰の山腹だ。
登山の安全を祈り、登山道の方へ向かう。
この小さな入り口が登山道入り口。
さて、気合入れて行きますか!
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