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鹿児島県・霧島 元祖黒酢 豊潤で味わい深い坂元のくろず

「坂元のくろず 壺畑 情報館」。
坂元さんは霧島の名産である黒酢の元祖となる蔵元だ。黒酢づくりのノウハウを活かした、情報館とそれに併設するレストランもやっているみたい。

中に入ってみよう。
入り口を入るとすぐに下に続く階段になっている。
この場所は少し高台になっているので、実質的には1階に降りる形だ。

1階部分は手前側に売店のコーナーがある。
ちょろっと見てみようか。

さすがの品ぞろえだ。
多分全ての商品がこのお店オリジナルのものだと思うけど、種類が豊富で見るのだけで楽しい。

この売店、というかお土産コーナーは後でじっくり見よう。
先に情報館の部分を見てみるかな。

1階の奥、海側には黒酢づくりや歴史・製法に関する知識が大きなパネルを使って紹介されている。

壺を使っての黒酢づくりは江戸時代の後期から始まり、200年の歴史があるらしい。
そして壺の中はお米や麹といった微生物、そしてお水が多重の層になっているのだそうだ。

太陽の光の下で発酵がうまい具合に進むのだろう。
そうして自然の力と醸造技師の手で大事に育まれた黒酢は、香りとコクが豊潤でとてもまろやかな味に仕上がる。
熟成の期間によってもその味はまったく違うものになるらしい。

こういった醸造の手間や歴史を知るのはやっぱりいいね。
黒酢を味わうときに、裏舞台やその奥の深いところまでより一層味わえたような気分がする。それがまた、味わい深さになるのだろう。

さてと。
それじゃ、じっくりと坂元のくろずの商品を見てみよう。

一番広く商品棚を占めているのは、やはりメインとなる黒酢だ。
5年熟成のものから3年、2年、1年と熟成期間の異なるものを出している。熟成期間が長い方が、よりまろやかに、コクも深く黒くなるそうだ。

そしてストレートの黒酢だけでなく、ブルーベリー酢やリンゴ酢、ゆず酢など、お水やミルク、炭酸水などと割って飲む商品もある。
黒酢はどうやら試飲ができるみたいなので、お願いして飲ませてもらおう。

すいませーん。
試飲させてもらってもいいですか?

「はい、ご用意しますので、少々お待ちください」
かなり鹿児島なまりな感じ。地元の方なのかな。
昨日から思っていたけれど、鹿児島なまりって沖縄のなまりとイントネーションが近いね。地理的に近いから似てるんかな。

レジ前にいたスタッフさんが奥へ準備をしに行く。
スタッフさんが戻ってくるまでちょっとブラついてよう。

黒酢ドリンク以外の商品は、黒酢を凝縮したような飴だったり食べる黒酢、といったようなものもある。
基本的には食料品が多いけれど、中には雑貨も。バリエーションが豊富だ。

それにしても、館内には他のお客さんは誰もいないな。
まだ10時過ぎということもあるのだろうけど、普段からお客さんはこんなものなのだろうか。
んー、コロナの影響もあるのかな。

いずれにせよ、一人で貸し切りのような感じなので、静かにじっくりと見られてありがたい。

「お待たせしました」
お、ようやく試飲ができるみたいだ。

小さな2つのカップに試飲用のお酢ドリンクを持ってきてくれる。
今日試飲ができるのは、リンゴ酢とブルーベリー酢だ。
メイン商品のストレートの黒酢を本当はいただきたかったけど、しょうがない。

「リンゴ酢は5倍希釈、ブルーベリー酢は3倍希釈でご用意しました。他にもミルクなどで割ってもお召し上がりいただけます」
はーい、ありがとう。

それじゃ、いただきます♪

まずはリンゴ酢から。
香りはリンゴとお酢独特の鼻腔の奥がツンとする香りだ。

一口含むとリンゴ酢の豊潤な味わいが口の中に広がる。
あ、コレは美味しい。
希釈の具合が抜群なのか、スッと喉を通っていく。お酢だけに。。。

次はブルーベリー酢だ。
うん!こっちも美味しい。クセが全然なくてめっちゃ飲みやすい。
これはいいなぁ。

ごちそうさま。
それじゃ、お土産を買っていこうかな。
純粋な黒酢とブルーベリー酢、あとはゆず酢と白ブドウ酢にしよ。

けっこうお値段張るし重いから、皆に上げる分は買えないのが残念。

よし、それじゃ次の目的地に向かおう。

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