龍馬とおりょうのパネルのある展望台を離れ、境内の方へと向かう。
境内へと続く参道の両側には、高さのある杉の木。
杉の並木に入るとちょうど日陰になり、気温がわずかに下がるのを感じる。
これを空気が変わった、というんかな。
正面にはすでに本殿が見えていて存在感がすごい。
手水舎はコロナの関係で普段通りの酌を持ってするものではなく、竹筒の中に水を通して途中に空いた穴から水が滔々と出ているタイプになっている。
コロナ騒ぎのあとはどの神社も使いまわしの酌の利用をやめてしまったなぁ。
杉並木を抜けて本殿前の広場に出る。
ぐるっと見回して真っ先に目についたのは、入り口右手にある御神木だ。
めちゃくちゃデカいな。
幹回りの太さも中々だけど、高さがものすごい。
中々この高さの杉の木を見ることはできないんじゃないかな。
37mもある巨木は周りの木よりも2回り以上も大きく、御神木と呼ばれるにふさわしい。
本殿での参拝よりも先に、この御神木に手を合わせてしまうね。
それじゃ、参拝しよう。
本殿の前に足を進めると、1組のご夫婦が熱心にお参りをしている。
というか、参道を歩いている時からずっと本殿前にいたの見えていたんだよね。
随分と長い時間手を合わせて何かを祈っているようだ。
邪魔しては悪いので、少し待っていようか。
。。。
。。。。。。
数分待っていたけれど、全然終わる気配がない。
しょうがない。右側を少し開けてくれているみたいなので、隣で参拝させてもらおう。
ご夫婦の右からお賽銭を入れて、参拝する。
早くこのコロナ禍というおかしな現実が終わるように、と祈りを捧げる。
うし、それじゃあ霧島神宮の社内を見て回ろう。
この霧島神宮、神社に伝わる七不思議というのがある。
※七不思議の立札
全てがこの境内にあるわけではないらしいのだけど、いくつかは実際に見られるようなので探そうか。
まずは「亀石」というものから。
亀石は境内脇にある元々の古い参道の方にあるらしい。
ここがその古い参道だね。
降りてみよう。
幅は3,4mの狭い石段になっている。
石段の両脇は杉の林となっていて、この参道全体が少し薄暗い。
ホントにこんなところにあるんかな?
数十メートル下っていくと、それは急に現れた。
確かに亀っぽい!
形が亀でそう言われたら亀にしか見えんな。
だから何だ?と言われる類のものだけど、亀石や亀岩と呼ばれる亀の形をしたものは珍しいよね、
こう呼ばれるものは全国にあるけれど、星の数ある石や岩でこんな形をしているのは奇跡的だ、と思うことにする。
さらに十メートルほど下ると、今度は右手に「風穴」が。
これは、、、立札がないとぜったいに見過ごしてしまうな。
元々は岩の隙間から風が常に吹いていたらしいのだけど、現在はその風も止まってしまって岩だけ残っているみたい。
なんか残念だけど、気を取り直してもっと下ってみよう。
この記事へのコメントはありません。