予め撮影間隔を20秒、撮影枚数を540枚に設定していたので、これでスタート。
あとは1分で3枚、1時間で180枚、3時間で540枚を撮り終わるまで、カメラが自動的に撮り続けてくれる。
しばらく暇な時間が続くので、周りをちょっと観察してみよう。
自分の立っている砂丘の、右前方はボクらの泊っているテント群。
そして、左前方には別のテント群がある。今はほぼ真上に月。
砂丘の上に立っていると、時折正面から風と一緒に舞い上がった砂が顔に当たる。
昼間の暑さがウソのように涼しい。
いつの間にか音楽が止んでおり、耳に届くのは風の音だけ。
ブヒヒッ。
え?なんの声?
声がしたであろう、右方向を見てみる。
よーく目を凝らしてみると、砂丘の麓の少し先、約200mくらい先にラクダと思しき影が。
ポツポツと10個以上、うっすら影が見える。
先頭のラクダは立ち上がって、ちょっと動いているのかな。
にしても、あのラクダたちは逃げ出さないのかな。
昼間のキャメルライドの時もそうだったけど、ボクらが戻るまでずっと待っていた。
人に引かれれば進むけど、自分の意思ではあまり動かないのかも。
完全に人間に飼われたラクダちゃんなのかな。
ずっと立っているのもアレだし、寝転がってみよう。
あぁ、気持ちいい。
今この時だけは、完全に独りぼっちだけど、寂しさはない。
頭、背中、お尻に砂の感触がするけれど、それも時間を経るごとに薄くなっていく。
・・・まるで、自分が地球といっしょになってしまったかのようだ。
だんだんと地球に溶けていく感じがする。
宙を見上げると、けっこう雲が出てきた。
星空のタイムラプスにとって、普通はよくない現象だが、こうも星が見えないと、逆に画に動きが出てありがたい。
ボーっと、ただただここに在ることを感じようと、無になる。
。。。
。。。。。。
けっこう、手持ち無沙汰で暇になってきた。
2時間以上インターバル撮影をしているし、絵に変化もなさそうだから、そろそろカメラを止めるか。
自動設定上はあと30分くらい残っていたが、手動で自動撮影を止める。
うっし、今度はサンライズの撮影だ。
それまで少しの間、テントで寝ようかな。
こそっとテント入り口のジッパーを開け、比嘉さんを起こさない様に中に入る。
あ、カメラバッテリーの充電しないと。
それじゃ、おやすみぃzzz
【旅程】
5日目
06:30 起床
07:00 撮影
08:00 朝食
09:00 チェックアウト
09:15 出発
11:00 イフレン 到着
11:45 イフレン 出発
13:30 昼食
18:00 メルズーガ 到着
18:15 キャメルライド
19:00 サンセット
20:15 チェックイン
20:30 夕食
23:00 撮影
02:00 就寝
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