Travel Diary

モロッコ 砂漠に広がる本当の無音の世界

ん、、、おはよう。
あー、眠い。

ついさっき布団に入って、すぐに目覚めた感じだ。
寝た感がまったくない。

ベッド自体は快適で、寝心地は良かったのだけどね。

さて、準備を始めよう。
昨日シャワーを浴びる時間がなかったから、シャワーから。

こそっとシャワー室に行き、お湯をひねる。
。。。お湯がでない。

このテントもお湯でないのかな。まさかそんなはずはないよな。
昨日の夜は出ていたみたいだし。

しょうがない。
あとで浴びるか。

シャワーを諦めて、撮影機器を抱えてテントを出る。
昨日の夜と同じ撮影場所にしようか。

慣れた足取りで、所定の場所まで砂丘を上って行く。

お、さっきまでは地平線の下に隠れていた、オリオン座が出ている。
こっちの方角を撮ろうかな。

カメラを設置して、試し撮りを行う。
設定は今のところさっきと同じで大丈夫だ。

再び3時間分の自動撮影の設定で、シャッターボタンを押す。

ふぅ、ここからは、また独りの時間だ。
3時間前は雲がいくらか出ていたが、今はすっきりなくなっている。

オリオン座はカメラのレンズから、どんどん外れていってしまうな。。。
他に目ぼしい星が見えないので、画に動きがほとんど見られないか。

時折、地平線の方で強い光が現れる時がある。
おそらく、車のヘッドライトだ。
光が左から右へ、移動していく。

また空を見上げる。
当たり前だけど、月が出てから月の位置がほぼ真反対に移ってるな。
反対側の地平線に、満月が落ちて行こうとしている。

お、テントの方で動きが。
いくつかのテントから、明かりが漏れている。
サンライズを見るために、そろそろ起き始めたのかな。

そして、砂丘の下の方から、何人かの女性の声が聞こえる。
英語で話しているようだ。

しばらくすると、声がこちらの方へだんだん上ってくる。
よーく、目を凝らすと、赤いジュラバを着た女性が、うっすら見えてきた。

あ、伊佐さんじゃん!
おはよーです。

「おー、おはよう!ずっと写真撮ってたの?」
朝は1時間くらい前から。

そして、伊佐さんの後ろから、もう二人。
一人は欧米人の女性だ。

あ、そっちはダメダメ!
女性がカメラのレンズが向いている前を通ろうとするので、思わず日本語が出てしまったw
女性も理解してくれたみたいで、カメラの後ろを通る様に進路を変更してくれる。

ごめんねー。

そして、その女性のあとからもう一人。
比嘉さん!おはようございます。

「おはよー。早いね」
そりゃ、日が昇ってきて、明るくなる様子を撮りたいんでねー。
日の出までは、もう少し時間ありそうですよ。

欧米人の女性は先に行ってしまい、3人でしばらく景色を楽しむ。
昨日の夜と同じ3人だね。

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