スーパーの入っているモールを出て、露店を眺めながら鉄道の駅へと歩く。
多分10分くらいで着くと思うけど、何しろ暑いのでキツイな。。。
少し歩いたとろこで、来るときに伊佐さんの足を止めていたお店に立ち寄る。
女性が好きな、小物や雑貨を扱っているセレクトショップだ。
へぇ、男のボク目線でもいい品が揃っているなと感じる。
ただし、お値段もそれなり。日本円にすると、1万2万する品物がごろごろある。
モロッコ人に対してだとすると、かなり強気の値段設定だと思う。
「あ、興味ない人は先に行ってもいいよ」
そういう事なら、ボクは先にマラケシュ駅に行っていようかな。
タクシーから見えた駅がカッコよくて、見に行こう、という話になっていた。
比嘉さん、ぷかも興味はないらしく、3人で先発することに。
駅の大体の場所は分かるけど、正確な場所はグーグルマップ先生にお任せだ。
しばらく真っすぐ歩くと、大通りに到着。
お!さっそく駅発見。
駅が目立ちすぎていて、迷うことなく見つけられた。
片側4車線と道幅が広い道路が、駅の前に横たわっている。その大きな道も、若干渋滞気味。この辺りはかなり交通量が多いみたいだ。
駅前に立つと、駅舎の大きさがすごい伝わってくる。
2階部分の時計が特徴的で、外観はモダンでめちゃめちゃカッコいい。
新しめな感じでとても綺麗だ。
直射日光が暑いし、中に入りません?
大きな扉をくぐると、駅の中にはとても広い空間。中央部分は広いロビーの様になっていて、奥にはチケットカウンターがあるみたいだ。
左右にはレストランやファストフード店、お土産屋さんが連なっている。
今入ってきた入り口の反対側が線路なのかな。
掲示板があるけれど、次の電車はまだまだ来なさそうだ。てか、一日に何本くらい走ってるのだろう?
日本の様に分単位で走ってるということはなさそうだな。
興奮して駅舎の中を歩き回っていたら、比嘉さんぷかは外に出てしまってる。
2人の所まで戻ろう。
うっ。外はやっぱり厳しいなぁ。
昼間は暑すぎる。
お、皆やってきた。
20分ほど待ったと思うけど、皆買い物好きだねぇ。
ボクは雑貨に対する物欲がまったくないので、楽しめる皆が羨ましい。
ちょっと欲を分けて欲しいくらいだ。
「おー、この駅すごいね!」
後から来た皆も、思い思いに写真を撮っていく。
「それじゃハマムの時間もあるし、一旦ホテルに戻ろ~」
停車しているタクシーに声を掛け、ホテルまで戻ってもらうよう交渉する。
OKみたいだ。しかも、行きよりも安く送ってもらえるみたい。
タクシーに乗り込み、再び旧市街へ。
旧市街の中の方までは車が入り込めないので、城門近くで降ろされる。
予約した時間も迫ってるし、このまま直でハマムのお店に行った方がよさそうだね。
「お店この近くかも」
お、マジか。タクシーが停車した場所の近くに、予約したハマムのお店があるらしい。
よく分からないけど、先導してくれる女性陣に付いていく。
「あ、ここじゃない?!」
確かに、予約したお店と同じ名前だ。
いい雰囲気の入り口だね。
※
中に入ると少し待たされることに。
「え?違うの?」
ん?受付の方が、何やら怪しい雰囲気だ。
「こっちのお店じゃないんだって。もう一つ店舗があって、私たちが予約したのはそっちの方みたい」
なるほどー。もう一つお店あるんだ。
じゃあ急いでそっちに行かないとね。
お店を出て、もう一つの店舗の方へ。
店舗の位置はこちらのスタッフの人に聞いて、バッチリなようだ。
複雑に入り組んだ旧市街の中を進んで行く。
これは慣れないと本当に迷う。
暫くすると、朝タクシーを拾った付近に出てきた。
この辺はホテルからも近い場所だな。
そこからさらに小道に入って行き、右に折れた突き当りの壁に、小さめの扉。
どうやらここが、予約したハマムのお店らしい。
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