Travel Diary

ドイツ ケルン・ボン 聖書の世界観が表現されたケルン大聖堂の内部

正面のファサードから、大聖堂内に足を踏みれる。
聖堂内は薄暗くて目が慣れるのに時間がかかりそう。

扉をくぐって目の前に現れるのは、ながーいホール。
巨大な聖堂なので奥行きもすごいな。

ホールにはたくさんの観光客がいて、皆静かにホール内を見学している。

今はミサは開かれていないので、こうして観光客が自由に入ることができる。
ミサの時間帯は観光客は、観光客はもちろんシャットアウトだ。

聖堂内を散策してみよう。

中央通路の最奥には祭壇が見える。
あそこは最後に見るとして、まずは左右の壁に見えるステンドグラスから。

左側の方から行くか。

うわぁ、すごく美しい。
日本の寺社仏閣のような、ある意味慎ましやかな場所もいいけれど、西洋の聖堂や教会も素敵だね。

めちゃくちゃ派手、というわけではないのだけれど、石造りの無機質さの中にカラーを取り入れているのがいい。
しかも昼間は人工的な照明はほとんど使わず、大方が自然光による彩りだ。

このステンドグラスは、聖書に書かれた物語を表現しているのかな?
それとも建造時の王様の姿なのか。

日本の寺社仏閣だと、例えばブッダや空海などの高僧の物語を表現したものって見ないな。
その辺は仏教や神道との違いがあるね。

壁際をステンドグラスを眺めながゆっくり進んで行くと、大きな屏風のようなものが現れる。
これも聖書の教えや物語を描いたもののようだ。

もっと奥に行ってみよう。

最奥の祭壇の手前まで来たところで、入り口側を写真に捉えてみる。
聖堂の高い天井や荘厳な雰囲気が分かるかな。

訪れている人たちはほとんど話しをしていないので、近くで響くのは足音のみ。
その足音が協会内の至る所で反響しているのが、特別な空間だということを認識させる。

最奥の祭壇左側には、鉄製の枠を隔てて磔刑にされたキリスト像が見える。
その前では、胸の前で手を組んでお祈りをしている人も。

そして最奥の祭壇へ。
由緒ある教会や聖堂はどこもそうだけれど、豪奢な装飾が施されて本当に美しい。

天井から吊られているシャンデリアが、キラキラと眩しい。

祭壇の右側に向かうと、こちらにも大きな屏風が。
これも影の描き方が素晴らしく、美しくて魅入ってしまう。

そろそろ時間もなくなってきたので、先に進もう。

右側の壁沿いに進むと、聖書の物語の後半を描いたステンドグラスが、何枚も並んでいる。

キリストが磔刑に処されたあと、天に召された場面を描いたステンドグラス。

そして、キリストの誕生を描いたステンドグラス。赤ん坊のキリストらからは後光が射している。
あまり聖書の物語を知らないボクでもこの場面は分かる。

ケルン大聖堂の中を一通り回ったけれど、荘厳な雰囲気に圧倒されっぱなしだったなぁ。
こんなにも天井が高くて、中に大きな空間が広がっている建造物が珍しく、ずっと上を見ていて首も疲れたかも。

この建物一つで、キリスト教の本質を表しているのかと思うと、聖堂というのは本当に奥が深いと思わされる。

「そろそろ集合時間だね」
いつの間にか隣に来ていたACT4の方と一緒に聖堂をあとに。

うっ、目が痛い。。。
ファサードをくぐると、外の光に目がやられる。
曇りだからそんなに明るくないはずなんだけどなぁ。それほど聖堂内が暗いということか。

正面入り口前には、ほぼ全員のメンバーが集まっていた。

次はどこに連れていってくれるのかな。

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