大きな駐車場を抜けて、正面入り口から標津サーモン科学館の中に入る。
けっこう古い建物なのだろう。
年季を感じさせるコンクリートの壁と、意図的なのか分からないけど照明の暗い館内だ。
さらに奥の方へ進むと、最初に現れたのは高さ10mくらいありそうな、大きな水槽だ。
ヒラメやカサゴっぽい魚が余裕を持った感じでいる。
水槽が黄ばんでいて、中が見づらいな。。
奥へ進んで行くと、ドクターフィッシュの体験コーナーが。
以前、足にドクターフィッシュやってもらったから、今回はいいかな。
何か水槽の衛生状態が気になって、手を入れるのをためらってしまう。
さらに奥へ。
おっと、ここでようやくサケが見られる。
いくつかの小分けの水槽が並んでおり、サケの稚魚が泳いでいるみたいだ。
もっと奥に行くと、今度はサケの遡上が見られる水槽へ。
ん?
これは水槽じゃないじゃん。
外の用水路の中が見られるらしく、成長した大きなサケが用水路を上ってきている姿をみることができる。
サケの数は少ないけど、間近で見るとめちゃくちゃ大きい。
どの個体も60cm以上はゆうにありそうだ。
そして丸々としていて、めっちゃ迫力がある。
口をパクパクしながら一段高くなっているところに行こうとしているのだろうか。
けれど、ずっと見ているけど今は先に進もうとしていないみたいだ。
流れには逆らっているけれど、同じ場所にずっととどまっている。
先の展示にいこうか。
つぎに現れたのは、チョウザメふれあい体験だ。
係の人が水槽の中に餌を巻く。
すると匂いを嗅ぎつけたチョウザメの群れが、餌を食べようとたくさん集まってくる。
ボクらは水槽のヘリで、係の人の「ほら!手を入れて!」という声に従って、集まってきたチョウザメの群れに手を突っ込む。
うおっ!
ヌルっとした気持ち悪い感覚が、指先から伝わってくる。
チョウザメは歯が1本もなくて噛まれても全然痛くないんだね。
噛まれる前はちょっとドキドキしたけど、濡れたゴムにつままれている感じだ。
にしてもっ!
跳ね散らかる水がうざったい。
サメたちが尾びれを振り乱すたびに、バシャバシャと水が飛んでくる。
餌のせいもあると思うけど、水がくさいので次行こう、次。
もっと奥へ進むと、数種類の魚の稚魚が陳列されている部屋があったりするが、目ぼしいものがないな。
あ、これはかわいい。
久々のクリオネ。
昔家族旅行で北海道に来た時に、網走のどこかの施設で初めてクリオネを見たことを思い出す。
クリオネはぷかぷか浮いている時は可愛いのだけど、餌を食べるときは悪魔のようになるんだよね。
そのギャップが面白い。
あとはクラゲなんかも幻想的だ。
一通り館内を見学し終わったようだ。
一番最初の受付の場所に戻ってくる。
ロビーにはクマのはく製なんかも展示してあり、ちょっと面白いかも。
標津サーモン科学館全体としては、水族館のようにバリエーションは豊かではないかも。
ただ、結構大きい施設なので、入場料だけではやっていけないはずだ。
サケの養殖もやっているっぽいので、そちらのほうで稼いでいるのだろう。
いずれにせよ、中々貴重な資料館だ。
さて、次の目的地。次はどこかな。
この記事へのコメントはありません。