Travel Diary

モロッコ モロッカンの夕食 野菜スープがおすすめ

モスクの方まで戻り、皆を探す。
いた。

みー、ゴメン!
そういえば、カメラバッグをずっと見張ってもらってたんだ。

「ええで、ええでー」
本当にありがとう。

「みんなー、ここで写真撮らない?」
伊佐さんが掛け声を上げる。

撮ろう撮ろ~。

皆が集合し、伊佐さんがシャッターを切る。
「伊佐さんも入りましょうよ」

と言うものの、誰が撮るのか。

と、外国人に交じって、一人の日本人女性が。
スペインを含む一人旅中らしいのだけど、泊っているホテルの外国人と一緒に、このサンセットスポットまでやってきたそうだ。

一人でシャフシャウエンまで来るとは。。。
おそらくバスで来たのだろうが、つわものだね。

すごい感じのいい方で、皆が納まった写真を撮ってもらった。
うん、いい写真だ。

と、急にアッサンが登場。
「暗くなってきたし、そろそろ降りましょう」
だね。夕食の時間もあるだろうし。

登って来た山道を下る。
暗くなり始めたので、小石で足を滑らせないように、足元に注意が必要だ。

登山道を抜け、市内に入るととたんに人が多くなる。
人が多いのもあるし、道がやっぱり狭い。
密度が高いんだよなぁ。

アッサンに案内されるまま、レストランに到着。
もちろん、モロッコ料理のお店だ。

お店の中は暑い。空気がこもっている感じだ。
これは、この街の特徴だろう。

斜面に食い込むようにお店が造られているため、風を循環させるような窓がないのだ。
唯一出入口の扉があるだけで、あとは分厚い壁に閉ざされている。

しかも通されたのは、お店の奥の方。
一番熱がこもり易い場所だ。

大人数用に仕切りがされていて、プライベートは保たれているんだけどね。
二つほど設置された扇風機が、焼け石に水。
生暖かい空気を送ってくる。

とりあえず飲み物注文だね。
今回は、ブラックベリージュースにしよう。
よく分かんないけど、飲んだことないやつに惹かれる(笑)

お、きたきた。

すご、本当に真っ黒だ。
ジュースでこんなに黒いのは、はじめてかもしれない。

では、かんぱーい!
ん!ん?!

ぬるいや。。。
暑いから、冷えた飲み物を飲みたかったのに。
けれど、味は美味しい。ベリーのつぶつぶがいい食感だ。

そして、ちょっと味薄いかな。

「えー、薄くないよー」
マジっすか?もうちょっと濃い方が好みなのだけれど。

そして、次々にお料理が運ばれてくる。
モロッカンパン、サラダ、野菜のスープ。。。
これってデジャヴか?昨日と同じなんだけど。

モロッコの定番メニューなのだろう。
味付けは少し違うものの、昨日のレストランと丸っきり同じ。

そう言えば、お昼ご飯食べてなかったね。
そのせいか、けっこう美味しく感じる。

その後は、お決まりのタジン鍋。そしてシメにデザートのヨーグルトだ。

ごちそうさまー。
皆歩き疲れたせいか、最後の方は黙々と食べ続けていた。

ひーさんは調子が悪いのだろう。
一言も発せず、料理にもあまり手を付けないで、ぐったりしている。

これは早めにホテルに戻った方がいいね。

食事が運ばれてくるのが遅かったのもあり、もう22時を回っている。
ドリンク代の20MDHを支払、お店をあとに。

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