Travel Diary

モロッコ シャフシャウエンのライトアップされた蒼い夜

レストランの外に出ると、昼間よりはだいぶ人が捌けている。
この時間になり、ようやくこの路地裏は静けさを取り戻したようだ。

けれども、ハマム広場は相変わらずにぎやかだ。
中心の大きなもみの木に人が集まり、音楽に合わせて思い思いに踊っている。
昨日もだけど、けっこう夜中遅くまで騒いでいるんだよね。
モロッコ人は皆元気だ。

ホテルに到着~。
と、寝る前に屋上のテラスに行かなくちゃ。
砂漠の前に、夜景を撮る練習だ。

カメラと三脚を持ってテラスに上がる。
みんな「帰ったら屋上行く」って言っていたのに、誰もいないじゃないか。

まあいいか。
一人の方が、ゆっくり撮影ができる。

昼間は直射日光が熱く、ジリジリ焼けるような暑さだったが、夜は冷え込むな。
シャフシャウエンが、山間部という標高が高い所にあるのも要因だろう。

ISOを2400にして、シャッタースピードを15秒にして試し撮り。
うおっ、ダメだ。
満月の光が強すぎて、写真が白飛びしてしまう。

ISOを1000、シャッタースピードを8秒に変える。
うん、これはいい感じだ。

けれど、星があまり写らないなぁ。
目に見える明るめの星は綺麗に写るのだけれど、目に見えない星はまったく写ってこない。
よく写真集で見る星系写真は、天の川なんかも写っているけど、この明るさじゃさすがにムリか。。。

めっちゃ残念。
新月だったら、本当に美しい写真が撮れていただろうに。

よし、それじゃタイムラプスの練習だ。
三脚をセットして、カメラもインターバル撮影のモードにする。
撮る方角にレンズを向け、スタート。

ふぅ、あとは座って待っているだけだ。

テラスにある編み上げの椅子にすわり、シャフシャウエンの夜景を眺める。
旧市街が街灯やホテルなどの光で、キレイに浮かび上がっている。

この眺めを独り占めできるなんて、めっちゃ贅沢だ。
ご飯食べたら屋上行こう、って皆言ってたのに、誰も来ないし(笑)
まあ、逆に誰にも邪魔されなくていいか。

2,30分ほど、ボーっと街を眺めていたか。
そろそろタイムラプスの試し撮りもいい塩梅だろう。
自動撮影モードを解除し、写真を確認する。

うーん、キレイに撮れてはいるけど、数個の明るい星しか1枚1枚の写真に変化がない。
やっぱり満点の星空じゃないと、あんまり意味ないよなー。
よーく見ないと、同じ写真を撮っているようにしか見えない。

例えば、雲があればそれも動きになっていいのにな。
砂漠の写真に期待しよう。

撮影機材を片付けて、部屋に戻る。
今日は早朝から夜まで、一日歩き通しで疲れた。
明日に備えて眠ろう。

明日は、フェズに向けて朝に出発だ。
途中でローマ時代の遺跡にも寄る。取材ポイントとしても注目の場所だから、気合い入れないと。

それじゃ、おやすみ。

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