2時間かけてようやく辺戸岬に到着。
地面はびしょ濡れだけど、幸運なことに雨は今は上がっている。
うーん!
外に出て思いっきり伸びをする。ずっと車の中で座っていたから、身体が重いや。
こんな辺境だけど、車は次から次へとやってくるな。
あ、あの車、縁石にバンパーぶつけたぞ。
60代くらいのおじさんが、車の外に出てきてバンパーを気にしている。
駐車場はかなり広い。
そして岬ということもあり、この駐車場からでも眺めが良さげな景色が広がっている。
「あっちが展望台かな?」
先輩が海の方を指して言うので、皆で道に沿ってそちらに歩を進める。
これは晴れてたらかなりの絶景だぞ。
本来の素晴らしさの10分の1くらいなんじゃないか?
道なりに進んでいくと何やら石碑が見えてくる。
何やら文字が刻まれているけれど、「戦闘の碑」とあるので戦争に関する内容なのだろう。
「ちょっと怖いわ。もっと明るい内容にすればいいのに」
もっともだ。
石碑の後ろには東シナ海を望む展望スポットがある。
そっちに行ってみよう。
断崖絶壁の荒々しい海だ。ちょっと残波岬にも似ている。
空も曇っていて海も荒れているけれど、それでもうっすらと海の美しさが色に現れているな。
遠くの方に目をやると、うっすらと島の影がみえる。
あれは、、、与論島っぽい。鹿児島最南端の島だ。
本島からも船で行ける島でとても美しいらしい。
飛行機でも行けるので、ぜひ今度行ってみたいものだ。
展望ポイントから離れて、次のポイントへ。
ヤンバルクイナを模した石碑がある。
岬の東側のポイントに到着。
ここの眺めも中々だね。東に向いているので、朝日がキレイに見えそうだ。
「この岬、よく分からない石碑が多くない?」
もっともだ。
いくつかのポイントがあるのだけど、思いっきり目を引くというものがないかもね。
2時間くらい時間をかけて来たのだけど、時間をかけた割にはちょっと残念な場所だったかもしれない。
遠くに巨大なヤンバルクイナのモニュメントが見える。
うーん、何もないからなのか、ああいうものを作るしかなかったんかな。。。
それじゃ、次のポイントに行きましょう。
といっても、島の北側の最大の見どころはこの辺戸岬。
他にあるのは、来る途中で看板を見かけた「大石林山」という所か。
辺戸岬から車で5分ほど。
駐車場からも見えたところなのだけど、大石林山に到着だ。
まず見えてきたのは博物館。
中に入ると、左側に展示室が見える。とりあえず行ってみよう。
展示室には、沖縄の地層の歴史や出土する石についての展示っぽい。
ほぉ、ぱっと見、色々な石が置いてあるのと、紹介パネルがものすごい数。
これは興味ある人には面白いかもしれないけれど、興味ない人はほとんどスルーだろうな。
先輩も興味ない人らしい。
ボクが半分くらい見ているうちに、1周まわって追いついてきた。
この大石林山はパワースポットでもあるらしい。
むき出しの険しい岩と、この辺りに群生するガジュマルの木が、不思議な景色を作り出している。
その景色を見て回るトレッキングが、この大石林山の本当の楽しみ方なんだって。
ただ、天気も悪いし暑いので、ボクらは今日はパス。
トレッキング用の準備もしていないし、またの機会にしよう。
さて、せっかく最北端に来たのだけど、ホテルに戻りますか。
この記事へのコメントはありません。