助けてくれた老夫婦にお礼をして車に乗り込み、細い道をゆっくり上る。
めっちゃ気をつけて運転しなきゃな。
100mほど上ると車が停められるくらいのスペースがあった。
この先は神社までどのくらいの距離があるか分からないけれど、また車で脱輪しても困るから行ってみよう。
車を停めた先は、林道という感じで鬱蒼としている。
雨が止んでよかったよ。
足場の悪い中を200mくらい進む。
途中、車を停められそうなスペースがあり、そこまでは車で行けたんじゃないかとちょっと後悔。
急に開けた場所が現れる。
布須神社の拝殿だ。階段の上に神社が見えるね。
写真で見ると微妙かもしれないけれど、けっこう急勾配の階段だ。
一段一段、少し慎重に登っていく。
拝殿に到着。
中に入れるようになっているみたいだ。入ろう。
中はシンプル。お参りしよう。
まずは大きなトラブルがあったけれど、助けてくれてありがとうございます。
本当に助かりました。そして、助け合いの大切さに身をもって気付きました。
長めにお参りをする。
この布須神社の御本尊は、この本殿の向こう側にある御室山だ。
スサノオが八岐大蛇を退治する際に、お酒を造ったと言われる山なんだよね。
そして927年に編纂された延喜式という書物に布須神社の記載があるらしく、1000年以上の歴史を持っているそうだ。
さて、それじゃ降りるか。
改めて考えると、こんな山奥の神社なんてくる人は滅多にいない。
一緒に来てくれる人もいないだろうし、一人旅じゃなきゃムリだな。
停めた車に乗り、細い道を下る。
あ、まだおじいさんおばあさんいる!
最後にもう一回挨拶して行こう。
さっきはありがとうございました。おかげで助かりました!
「おぅ、神社はどうだった?」
神聖さを感じられてとても良かったです。では、失礼します。
「あぁ、気をつけてね」
本当にありがたい。
また車に乗り、次の目的地へ出発だ。次は須佐神社というところ。
ん?
少し車を走らせると、左側に「八岐大蛇伝説由来の地」という看板が。
せっかくだし、行ってみるか。
一瞬見ただけだと分かりにくいけれど、上り道がある。
どのくらいの距離があるか分からないけど行ってみよう。
これまた鬱蒼とした藪道を登っていく。
ガサッガサッ!!
うおぃ!ナニ?!
突然音がした方に振り向くと、鷹か何か分からないけれど、大きな鳥が飛び立つのがチラッと見えた。
びっくりしたぁ。クマかと思ったわ。
入り口から2,3分。
どうやらここが最終地点らしい。
スサノオがお酒を醸造した時に使った釜石。
こういう伝説の場所もしっかり残しているんだね。
それじゃ須佐神社に向かいますか。
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