階段を降りて深く切れ込んだ谷の底に出る。
正面には大きな空間が広がっているのだけど、上に見える地上から垂れ下がる根っこ。
これはすごい。。。
大主(ウフシュ)ガジュマルというのらしいけど、本当にこの谷の主だ。
人の大きさと比べるとその大きさがよく分かる。
根っこだけであの長さ。
その上の幹も同じかそれ以上に大きいね。
皆言葉を失って、ただただその大きな存在を見上げている。
どれだけの年月でここまで育ったんだろうね。
樹木なので定期的に生え変わっているのだろうけど、それでも100年以上はここにいそうだ。
ウフシュガジュマルの下へ。
すっぽり覆われそうな感じだ。
ウフシュガジュマルを後にして、今度は階段を少し登っていく。
登り切ると爽やかな風が、顔にかいた汗を冷やしてくれて気持ちがいい。
やってきたのはツリーテラス。
ここでちょっと休憩だね。
ツアー出発前に渡してくれたさんぴん茶を口に含む。
はぁ〜、爽やかー。
暑さで失った水分がスッと身体に染み渡る。
このツリーテラスからは、遠くの方に海が見える。
湊川人はこのガンガラーの谷から数キロ離れた海まで出かけて、貝なども取って食べていたみたい。
さて、どうやら次の場所に行くみたいだぞ。
テラスを後にして次に向かったのは、さらに奥まった場所にある大きな穴。
その一角にロープに張られた立ち入りができない場所がある。
この場所について、ガイドさんが説明してくれる。
どうやらここで港川人が生活していた痕跡が見つかったらしい。
港川人の骨はここから1.5kmほど離れたところで見つかったのだけど、ここはいくつかある生活の場の一つだったのだろう。
最後は大きな鍾乳石を前に締めの説明。
色々説明をもらいながらの探索はとても勉強になって楽しかった。
風が入ってこないからちょっと暑かったのはあるけど、ダイナミックで自然豊かないい場所だ。
このガンガラーの谷はガイドツアーでしか奥に入ることはできないので、訪れた人にはぜひツアーに参加してこの地を堪能してもらいたい。
あとは、まだ発掘もしているみたいなので、今後の発見にも期待だ。
ふぅ、さて次はどこに行きますかね。
まだフライトまでは時間ありますし、またDMMかりゆし水族館のあったイーアス豊崎にでも行きましょうか。
ガンガラーの谷から車で10分ほどのところにあるイーアスへ向かう。
ん?なんか車少なくないですか?
「本当だ。めっちゃ少ないね」
これはまさかの休業か?
車を入り口の近くに停めて、入り口付近を見てみる。
やっぱりやっていないみたいだ。コロナで休業っぽいな。
ここのフードコートにある、ガーリック焼肉ライスをまた食べたかったのに!
残念。。。
どうしましょうか。
「んー、特に行きたいところもないし時間も微妙だし、空港に行っちゃおうか」
そうですね。空港で何か美味しい夜ご飯でも見つけましょ。
ということで、急遽空港へ。
もう少しで夕日となっていく太陽が眩しさが、寂しさも湧かせてくる。
空港までは10分くらい。
あっという間に到着だ。
先輩がレンタカー屋さんに連絡し、4日間お世話になった車を引き取りに来てもらう。
それじゃ飛行機の出発まで空港でお土産探し&夕ご飯だ。
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