Travel Diary

カンボジア・シェムリアップ ベンメリア近郊の衝撃的な光景

だんだんと田舎に近づき、車の運転の仕方も変わってくる。
前に遅い車がいると、シェさんはガンガン追い越していく。

しかも反対車線にがっつりはみ出してだ。
前の方からも車がたくさん来るので、けっこうスリルがある。

すると6号線から外れ、北へ折れ曲がる。
この道路もすごい。

歩くのが遅い人がいたので、シェさんはその人の眼の前まで車を進める。
と、その人が「あぁぁーー、あぁぁーー」と叫ぶ。
ちょっと笑ってるし。

この交差点も市場の様で、たくさんの人が行き交っている。
まだ7:30くらいなのに。

この道はさらにスリリングだ。
細い上に遅い車がたくさんある。
車というよりトラクターがたくさん走っている。

それらをまた反対車線にはみ出しながらガンガン追い抜いていく。

ふと道の脇を見ると高床式の家がたくさんある。
これって伝統的な建物なんですか?ここはトンレサップ湖みたいに水来ませんよね?
「伝統的でもあるけれど、実用的でもあるんですよ。高床式にして、1F部分の空いたスペースで牛を休ませたり、物置として使っています」

なるほど〜。
確かにそれは便利だ。
「帰りに降りて写真撮りましょうか」
お、ありがとう。それ嬉しいや。

そんな道を20分ほど進んだだろうか。
チケットセンターに到着。

他に車はまったくない。
5ドルで入場券を買う。

再び車を進めると、、、
「アレ見て!牛が吊るされてるよ」

おぉ!本当だ!!
皮を剥がれた牛の頭が2頭分台に置かれていて、4本の足が吊るされている。

これはもちろん売っているものだ。
地元の人が買っていくらしい。

さらに進んでいくと、ベン・メリアに到着だ。
広めの駐車場があるけれど、車が数台停まっているだけ。
しかも観光客の車ではなく、個人の車だろう。

今日は昨日と異なり天気もいい。
朝日が眩しい。

ベン・メリアの造りはアンコールワットと同じだそうだ。
つまり、第3回廊→第2回廊→第1回廊となっている。

そして今歩いているのは、その外側のお堀の部分に掛かる参道の部分だ。

入り口にはナーガの像がある。
けっこうキレイな状態で残っている。

そして、この参道にはボクらの他に誰もいない。
貸切状態だ。

参道は100mほど続いている。
ずっと進んでいくと、第3回廊らしきものが見えてきた。

うわぁ。
これはすごい。

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